もちもち幼女に転生しちゃいました 『2』【名探偵コナン】

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幼い頃から、あまり外に出たことがなかった。

幽閉…………って訳でもないけど、お父様もお母様も私を外に出してはくれなかった。

『Aは、外にある汚物を見てはいけない』

『貴女は、綺麗なままでいなさい』

温室の中で厳しく、愛のある家庭に育った。

学校ぐらいしか、外に出ることがなかった。

だけど、この世界は

綺麗なもので溢れてる。現実世界とは違う、美しいもの。

でも、一番綺麗な物はいつも手に入らない

――――――――――――――――――――――

A「ひっく…………………ふっ」

安室「治まった？」

A「う、うん……………あっ、ごめんにぇ………いきにゃりにゃいちゃって…………」

安室「大丈夫だよ」

私の知ってる降谷さんと違う笑顔………………今の彼は

”安室透"

なんだよね………………

A「あむろしゃん」

安室「お兄ちゃんでいいよ」

A「えっ、えっと………………あむろおにいちゃん？」

あっ、躓いた。ここは相変わらず変わってないな〜

A「だ、だいじょぶ？あむろおにいちゃん」

安室「………………大丈夫だよ。((なでなで」

優しい手が私の頭を撫でる。以前と変わらない、暖かい手………………

ぎゅっ

A「ふあっ？あむろおにいちゃん？」

安室「このまま………………連れて帰りたい」

ほぇぇぇぇ('ω'`)！？現役警官が言う事ですか！？それ誘拐じゃね

沖矢「おや、随分仲良くなったんですね」

A「あっ、おきゃしゃ…………」

ぎゅうぅぅぅぅぅ

A「あ、あの…………あむろおにいちゃん？」

沖矢「お兄ちゃん……………？」

Σ(￣ロ￣lll)ゲッ!!沖矢さんの目がかっぴらいてる………………二人の仲に火花がバチバチと散ってるのが見えるよ…………

A「あ、あの。ふたりちょも…………」

沖矢「Aさん、一ついいですか？」

A「にゃ、にゃに？」

沖矢「私と安室さん。どちらが好きですか？」

は、はぃ？さっきどっちも好きって言ったじゃないか！

それに、一番好きなのは…………………

安室「勿論、僕だよね？」

沖矢「私ですよね？」

A「えっ、えっと？……ふぇ………」

赤井さんは相棒として好きだし、降谷さんは優しくてかっこよくて………………一人の男性として好きだし……………

A「あ、あにょね……………どっちも」

ドンッ

安室「それは、駄目ですね」

沖矢「えぇ。どちらか選んで貰わないと」

選択肢が二つしかない………………だと！？

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