元ヤン紅一点 (ページ30)

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坂本昌行side

Aが寝ている時に、家に着いた。

『A…？』

A「…まさ…さん……」

『ふっ(笑)』

寝言で俺の名前言うとか反則かよ//

『起きて？』

A「ん……ん？！」

『起きた？(笑)』

A「ごめん！寝てた！！」

『大丈夫(笑)着いたよ(笑)』

そのままコソコソと俺の家に入る。

A「お邪魔します。」

『手、そこで洗いな？』

A「うん。」

その間、最近何故かベランダから星を眺めることにハマっている。

『はぁ…』

A「綺麗だなぁ。」

『うわぁｯ？！』

A「どうしたの？」

急にひょこっと現れたAにびっくりした(笑)

A「ため息ついてどうしたの？」

『ん？』

A「ん？」

そこで笑いが起きた。

『大丈夫だよ(笑)』

A「なんかあったら言ってね？」

『Aもね？』

沈黙の後、Aは星が綺麗だと言っている。

A「星が綺麗。」

『あぁ。』

2人見上げた夜空は一生忘れられない記憶の欠片になった。