元ヤン紅一点 (ページ17)

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三宅健side

『剛！ねぇ、剛！！』

名前を呼んでも上の空って感じの剛はなかなか気づいてくれない。

『森田剛さーん！！剛さーん？』

するのハッとした顔でこちらを向いてきた。

森田「俺、呼ばれてた？」

『うん、ずっと呼んでた。』

森田「そっか…」

何かあったっぽい顔をしていて軽く聞いてみた。

『剛、何かあった？』

剛はしばらく黙ってから口を開いたと思ったら、

森田「さぁな…。」

絶対剛のことなのにわからないフリをしている。

俺はそう感じた。

でも、無理やり聞き出すのは違うと思い、

『何かあったら相談しろよ？剛。』

剛はありがとうと言い、楽屋を出ていった。

やっぱり何かあったんだ、もしかして恋愛系？剛ならモテるから悩む必要もないと思うけど…

でもAじゃないことを祈る、俺はAが好きだ。

でも、なかなか言えない。

剛、もしAのことで悩んでるなら、話は聞けないかもしれない。

けど、敵だけど味方だということを知って欲しい。

そして、考えるのが疲れてそのまま眠りについた。