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「えぇ、プール掃除？？」
「すまん」
「デートは？」
「ホンマにすんません」
「謝れって言ってへん。デートは？って聞いてんねん！」
「今日は無理です。是非に埋め合わせのチャンスを！」
6限とSHRの間。
隣でシゲは神ちゃんに必死で頭を下げていた。
そんな光景を眺めながら、嫌な予感がよぎる
「ちゅーことやねん。望。すまん」
いやいや、流星さん？どーゆーことやねん。
ちゃんと説明せぇよ。しげに擦り付けんなや
「その説明で済むとでも思ってるん？」
「伝わるやろ？」
「全く、伝わってないねんけど？」
「5限のズル遅刻でプール掃除の罰則食らってん。デート出来ひんから望も手伝って」
ん？ホンマに伝わってないわ。
え、何こいつ。デートドタキャンどころか、罰則巻き込もうとしてんの？
「はぁ？絶対嫌やねんけど。」
「ええやん。デート行かれへんねんで？」
「それとこれとはまた別口やし！そもそも俺はちゃんと真面目に授業受けてた。プール掃除はしなくていい人なんやけど？」
「おん。それはもう重々。」
「なら、なんでそうなるん？」
「デート出来ひんから予定なくなったやろ？今日めちゃくちゃ暑いしさ、苔とかはもう落としてあるから後サァーッと磨いて流すだけやねんて。絶対涼しいよ」
「神ちゃんとどっか行くよ。シゲと頑張ればええやん？聞くだけでもだるいねんけど？」
「ちょっ、アカンて。神ちゃんと行かんといて。シゲとふたりはまじしんどいねん。てか、せっかく部活ないねんから長い時間、望と一緒にいたいねん」
そんなん、俺のが思ってる。
どうせやったら二人きりでデートしたかったのに……
そう思うのに、一緒に居たいと言われてしまって段々と絆され始めている自分に気づいてほとほと嫌気がさす
あと一押し折れるのがお互いにわかってるから
ホンマにずるい
普段は鈍感で察しも良くないくせになんなん？
「デート行かれへんくなったんはホンマにごめんなさい。また、絶対時間作ってどっか2人で行こ？でも、せっかく一緒にいられるんやったら望と居たいねん。せやから、一緒にプール掃除してくれん？」
こういう時だけマシンガンみたいに口が回る憎たらしいやつやねん
人が惚れてるのをいいことに畳み掛けてくるのはめっちゃ腹立つけど、俺かて一緒にいたい気持ちはあるからな
「埋め合わせに何してくれるん？」
「え？」
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茉莉花(プロフ) - 哀さん» ありがとうございます！リアル感を感じてくださるとは嬉しすぎる (9月12日 3時) (
レス) id: c94a7fe177 (このIDを非表示/違反報告)
哀 - はじめまして。どのお話も素敵です…リアル感もあって、好きな文章です…！受け桃がとにかく可愛い、、、読んでいて幸せでした！ (9月11日 21時) (レス) @page39 id: 4a70051e2e (このIDを非表示/違反報告)
カミツレ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！！普段あんまり褒められないので凄く嬉しいです！！また見てやってください。 (8月7日 9時) (レス) id: c94a7fe177 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 夏×学パロ×青桃って最高です…積極的な青さんたまりません💕更新ありがとうございます！ (8月6日 13時) (レス) id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カミツレ | 作成日時：2023年6月3日 0時
