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｢少しは落ち着いた？｣
一通り泣いた俺に流星は腕を緩めながら顔を覗き込んで問いかけてくる
｢ん。ごめん、肩んとこめっちゃ濡れてもうた｣
｢ええよ、別に洗えば｣
｢感触、気持ち悪くないん？｣
｢気にならん｣
｢相変わらず、鈍いな｣
｢それは責めてる？｣
｢ちゃうわ｣
ちょっと反省気味に見つめてくる目に笑ってしまうと流星も安心したのか笑ってくる
｢辛い思いさせてごめんなぁ｣
｢何回謝るん？｣
｢何回でも。泣いてる姿見て反省した。
許して欲しいねん｣
そう言いながら、片方の手で頭を撫でてくる
｢望のこと大好きやから、出来れば笑って欲しい
そんで、まだ望が俺の事を好きでいてくれてるなら俺と恋人になって欲しい
もう冷めてもうたんなら、今度は俺が好きにさせるからアピールすることを許して欲しい｣
何度も見つめては焦がれた顔が
眉を下げて愛するものを見るような目で
そんなことを言う姿に溢れた愛情のまま
流星に飛びつく
｢うぉっと｣
揺れるように抱きとめられたまま耳もとでささやく
｢許さへん｣
｢え？｣
｢やから、許さへんって｣
｢……｣
｢もう絶対、泣かせんって
幸せにしてくれるって
このまま抱きしめ続けてくれるって
約束してくれな、許さへんもん！｣
｢望｣
｢でも、もし、約束してくれるんやったら、付き合ってあげてもええよ？｣
｢約束する
絶対、泣かせへん
幸せにする
離せって言われてももう離されへんわ｣
｢んふふ。約束な？｣
｢おう｣
流星の微笑んだ顔に想いが通じたことがじわじわと実感出来て落ち着いた涙が溢れてくる
｢ちょっ、待てや、今約束したばっかなんやけど？｣
｢これはええの！嬉し涙！｣
｢泣き虫やなぁー｣
｢ぅうううぅー
流星のせいやーー｣
｢言い返されへんわ｣
頭を撫でられたり、頬をつね返したりしてると
スマホのアラームがなって12時であることを報せる
｢おわっ、もう12時や！｣
｢また、変な時間のアラームやな｣
｢今日、照史のドラマやるやろ？家におったらリアタイしよ思て｣
｢そういや、そうやな｣
｢てかこんな時間やし、帰らな｣
｢泊まってけばええやん｣
｢ええん？｣
｢もともとそのつもりやったで？告白が成功すればの話やったけど｣
なるほど
だから取りいくものとか明日の仕事とか言ってたんか
｢じゃあ、お言葉に甘えて
おれ、片付けるな｣
｢あかんよ、まだ｣
｢なんでやねん｣
｢このまま抱きしめ続ける約束やろ？｣
｢それは、、たとえであって｣
｢やとしても、まだあかん｣
甘い声で言い含めた流星は俺に口付けを落とした
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茉莉花(プロフ) - 哀さん» ありがとうございます！リアル感を感じてくださるとは嬉しすぎる (9月12日 3時) (
レス) id: c94a7fe177 (このIDを非表示/違反報告)
哀 - はじめまして。どのお話も素敵です…リアル感もあって、好きな文章です…！受け桃がとにかく可愛い、、、読んでいて幸せでした！ (9月11日 21時) (レス) @page39 id: 4a70051e2e (このIDを非表示/違反報告)
カミツレ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！！普段あんまり褒められないので凄く嬉しいです！！また見てやってください。 (8月7日 9時) (レス) id: c94a7fe177 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 夏×学パロ×青桃って最高です…積極的な青さんたまりません💕更新ありがとうございます！ (8月6日 13時) (レス) id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カミツレ | 作成日時：2023年6月3日 0時
