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告白の記憶は全くもって消し去った
2人の間で無かったことになり、もう二度と触れないと俺はあの日流星の車の中で誓ったのだ
だからもう、想いも捨てなければならないと腹を括った
はずだった
何故かあれから少しずつではあるが、
時には楽屋で、移動車で、撮影中、打ち合わせ、空き時間など視線を感じるようになった
気のせいだと言われれば納得してしまうくらい危ういものではあるが、�陲舛磴鵑箸犬磴譴討觧�や照史とくっついてる時、神ちゃんとスキンシップをしてる時など肌を撫でるような視線の先には必ず流星がいるように思えた
しかしそれだけと言われてしまえば、終わるもの
刺すような咎めるような鋭いものでは無いし、辿った先が般若の顔をしている訳でもない
寧ろ、ウザ絡みなどは面白がっていることも煽られることもある
騒いでるところに目がいくことも当たり前だと思うし、前からこんなことはあった
事実、流星からの好意を受け取るに至っていない
きっとあいつは未だに俺のことが好きじゃない
そしてもうひとつ
食事によく誘われるようになった
確かに前から俺が誘うより、流星から誘われていくことの方が多い
俺は自然に誘うのが苦手だし、付き合いの長い流星に至っては照れ臭さが出てしまう
今更なんて誘えばいいのか分からない俺に対して、流星はさりげなく『行く？』というのが上手い気がする
今思いついたみたいな言い方をするのに結構いいところだったり、予約必須だったりするからなんだコイツは。と思うのだった
それに伴って連絡頻度も上がった気がする
よくLINEが届くようになった
仕事が終わる時間や場所、撮影の進捗状況や今何をしているのかなどその内容は多岐にわたったが、意外と尽きることがなく驚くばかりだ
しかし、2人きりで食事をしたとて、仕事の話や遊びの話、共通の友人、服の話などばかりで告白に触れることは一切ない
元々していなかったが、恋愛話もなしだ
全くもって何を考えてるか分からへん
やけど、もうすぐ1ヶ月半を過ぎる
だいぶ経つのに答える素振りも見せないってことはあん時、俺がした解釈は間違ってなかったんやと思う
決して忘れられたわけやないけど、もう吹っ切れる準備は少しずつだけどできてるんや
心の奥底に大切に鍵をかける宝箱のようにして引き出しに仕舞い込み、何重もの扉を閉じて若気の至りと思うようにする
いつかその空間ごとどこかへ消えてしまうようにするため考えなければ
意外と毎日は楽しくなっていった
答えさえ貰えなかったことなどもう気にしない
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茉莉花(プロフ) - 哀さん» ありがとうございます！リアル感を感じてくださるとは嬉しすぎる (9月12日 3時) (
レス) id: c94a7fe177 (このIDを非表示/違反報告)
哀 - はじめまして。どのお話も素敵です…リアル感もあって、好きな文章です…！受け桃がとにかく可愛い、、、読んでいて幸せでした！ (9月11日 21時) (レス) @page39 id: 4a70051e2e (このIDを非表示/違反報告)
カミツレ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！！普段あんまり褒められないので凄く嬉しいです！！また見てやってください。 (8月7日 9時) (レス) id: c94a7fe177 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 夏×学パロ×青桃って最高です…積極的な青さんたまりません💕更新ありがとうございます！ (8月6日 13時) (レス) id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カミツレ | 作成日時：2023年6月3日 0時
