第四十五話 ページ2
そこに写るのは、一人の少女。
「ねえ こんな小さい女の子が___なの?」
「顔だけ見るとあんたとそんなに変わらないだろう?」
「ワタシもう19歳だけど!!」
「そう云うとこ」
「ムキィイイィ!!!」
「その辺にしておけ もう着くぞ」
「はーい/はいはい」
その少女とこの三人が出逢うのはあと少し。
「待っててね♪Aちゃん♪」
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どうやら賢治君はお腹がいっぱいになると寝てしまうらしい。解せぬ。
「ただいま帰りました!」
「お疲れ様」
「お帰り」
あぁー、疲れた。あ、そういや…。
「さっきチラッと海を見てきたんですけど…なんか凄い大きな船が来てましたねー 何なんでしょうか…」
「海?海の方はポートマフィアがうろついてるから危ないよ 特に夜!」
「ええ?そうなんですか?分かりました 気を付けます!」
「船が来るなんて聞いてないけどねェ それも大きいんだろ?」
「はい でも見間違いかも知れません チラッとですし…」
気のせいだったのかな…。まぁ、はっきり見えた訳じゃないしね。
この勘違いが命を脅かす事になるなんて思っても無かった。
もう二度と、死を経験したくはない。
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作者名:−こまー | 作成日時:2019年4月28日 18時