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昨日は体験時間が過ぎると、解散になった。
今日は魚住探偵事務所に現地集合ということで、Aは欠伸を噛み殺しながら、事務所のドアを開けた。
A「こんにちは……え、皆早くない？」
集合時間の10分前には事務所に入っていいということで、10分前にきたAだったが全員座って魚住の祖母を待っていた。
田中「いや〜、なんかな、原田先生が勝手に入っていって…」
A「あ、それは何となく想像できます 何で東条も早いの…」
川崎「はい！私が引っ張ってきた！」
その言葉を聞き東条に同情するA。
A「あー、なる… おばあちゃんはまだ来てないんですか？」
魚住「今、来たよ」
いつの間にか、Aの後ろに魚住と依頼者であろう老人が立っていた。
A「あ、おはようございます…」
豆子「おはようございます 魚住豆子です 」
そう言って、A達に優しく微笑んだ。
田中が豆子にソファーに座るように促し、簡単な自己紹介をすると早速本題が始まった。
豆子によると、昨日食堂で食べきれなかった天ぷらを隣の男性に上げ、その後すぐに御手洗に行ったそう。
御手洗から出て、食堂の店員にお金を出そうとしたところ、隣の男性が既に支払ってくれたそう。
魚住「で、おばあちゃん 捜したい人の特徴教えてくれないかな」
豆子「そうね〜 作業着を着てたから、工場で働いてる方だと思うんだけど…」
魚住「他に特徴は？」
豆子「う〜ん…」
悩んでいる豆子に里見が話しかけた。
里見「でも今どきステキですね そんな人」
豆子「はい、私も戦後貧しい中生きたもんですから食べ物を残すっていうことが こう 許せなくって…」
豆子から紡がれる言葉がその場にいる全員の心にじわじわと染みていくような感覚が流れる。
豆子「その上お代も払って頂いて… ただ一言伝えられたらいいだけなんですが…」
魚住「じゃあひとまず分かる範囲でいいから特徴を教えて貰っていい？」
そう言って、机から手帳を人数分出した。
魚住「似顔絵を描いてそれを基にお店の周りから当たってみるから」
豆子「ありがとね」
(人の顔ってダメなんだよね…私)
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みゆ(プロフ) - 面白いです！ (2019年8月16日 17時) (
レス) id: ac6a0b0971 (このIDを非表示/違反報告)
寝無美 - 凄く面白いです!!落ちは東条でお願い致します! (2019年6月7日 19時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
里雨(プロフ) - 愛美さん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません… 面白いと言って頂き光栄です！落ちもそろそろ考えていかねばと思っております… 貴重なご意見ありがとうございます！ (2019年5月19日 23時) (レス) id: 88d0c2e838 (このIDを非表示/違反報告)
里雨(プロフ) - めいさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません… 。楽しみにして頂けるなんて光栄です…！里見先生との絡み 不自然にならぬよう、頑張りたいと思います！ (2019年5月19日 23時) (レス) id: 88d0c2e838 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 読みました、とても面白かったです。おちは明智くんが良いです。 (2019年5月16日 18時) (レス) id: 337efc6262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里雨 | 作成日時：2019年4月21日 17時
