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先程まで黙ってソファーに背を預けていた原田が体を起こした。
原田「それで… ちょっとこれ喋りにくいから外すわね それで、私たちがやる一つ目の以来は何なの？」
魚住「1つ目の依頼が……」
ようやく本題を話し始める魚住に、ここにいる全員が体を前のめりにし、あとに続く言葉を待つ。
里見ですら興味津々で、一方Aはコーヒーフロートをサクサク食べていた。
魚住「実は…まだ来てないんですよ〜」
原田「はい？」
A「やっぱり…」
魚住「タハ すいませ〜ん なかなか都合よく来ないもんじゃないですか？こういうのって」
彼の言い分を聞いていた里見は呆れたように、尋ねた。
里見「つまり 暇ってことですか？」
魚住「『暇』って言い方はちょっとアレなんですけど…」
里見の素直すぎる言葉にたじろぐ魚住。
魚住「待つのも探偵の職の1部ですかね」
里見「『ですかね』じゃねえだろ！」
魚住「すいません…」
田中「里見先生！」
教師としてはアウトな発言をする里見。
川崎「やりたかったな〜 浮気調査」
堀江「ね〜、浮気野郎をやっつけんでしょ？ ドカーンって」
A「どっちかと言うと、依頼者が浮気野郎にドカーンとさせてあげる内容を調べるのでは…」
川崎「アハハ！ 何それ 見てみた〜い！」
田中「こら やっつけない ドカーンとかしない 的確にコワイこと言わない！」
−−−−−−−−−−−
あのやり取りから数時間後。
太陽は西に沈み、夕陽が魚住探偵事務所の窓に反射していた。
時計の秒針しか聞こえなかった室内に、里見の声が響く。
里見「いま何時ですか？」
田中「え〜っと、」
A「5時です」
スマホをいじっていたAが答える。
原田「えっ、いいの？」
魚住「良い悪いで言うと、悪いですね」
良い悪いはきっと原田が職場体験として、仕事として良いか悪いかを聞いているのだろう。
原田「私たち 今日体験したの猛烈な暇だけなんですけど」
魚住「『暇』って言い方は…！ ちょっとあれなんですけどね！」
田中「『暇』という言葉に敏感ですね」
里見「暇！」
今1番に言ってはいけない言葉を言ってしまう里見。
魚住がアワアワし、手に取ったのは横に置いてあった本だった。
魚住「本でも読みます！？」
里見「読むわけねえだろ！」
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みゆ(プロフ) - 面白いです！ (2019年8月16日 17時) (
レス) id: ac6a0b0971 (このIDを非表示/違反報告)
寝無美 - 凄く面白いです!!落ちは東条でお願い致します! (2019年6月7日 19時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
里雨(プロフ) - 愛美さん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません… 面白いと言って頂き光栄です！落ちもそろそろ考えていかねばと思っております… 貴重なご意見ありがとうございます！ (2019年5月19日 23時) (レス) id: 88d0c2e838 (このIDを非表示/違反報告)
里雨(プロフ) - めいさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません… 。楽しみにして頂けるなんて光栄です…！里見先生との絡み 不自然にならぬよう、頑張りたいと思います！ (2019年5月19日 23時) (レス) id: 88d0c2e838 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 読みました、とても面白かったです。おちは明智くんが良いです。 (2019年5月16日 18時) (レス) id: 337efc6262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里雨 | 作成日時：2019年4月21日 17時
