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光岡が席に座ったと同時に、立ち上がる牛久保。
牛久保「光岡 お前カンニングしたんだって？ 何でカンニングしたの？」
光岡「…別に 点とらなきゃって思っただけ」
牛久保「なんでお前のせいで俺らも再テストするわけ？」
花沢「そうだよ また勉強し直しなんだけど」
牛久保「学校来てちゃんと勉強しとけばよかったんじゃないの？」
真正面から光岡を攻める牛久保に少し感心するA。
(というか、学校に来れてればカンニングなんてしないでしょ 光岡くんって…)
そんな彼女は、牛久保と光岡のやりとりを欠伸を隠さないで眺めている。
興味がないからという訳では無い、朝から元気が出ないだけである。
光岡「来れなかったんだからしょうがねえじゃん」
半ば開き直ってしまった光岡。
そこに救世主とも言える形で会話を止めさせた人がいた。
明智「まぁまぁ 別にいいじゃん」
牛久保「…明智」
明智「再テストもさ、もう決まっちゃったことじゃん？」
そう言って、茂木の机に腰掛けた。
(茂木ちゃんのペンケースの上に乗ってるよ、明智くん…)
椅子を借りているAは、明智との距離がいつもより近く頬が少し引きつっていた。
明智「今更ひっくり返せねえこと言っても しょうがねえって」
考えていることは明智も同じらしく、この状況に腹を括っていた。
花沢「でもさ……」
明智「大丈夫だって …ね、佐倉さん？」
話を振られたAは、驚いた顔をしたもののすぐにいつも通り微笑んだ。
A「……そうだね
今回はまだ教科少ないし、やる気があれば点は取れるんじゃないかな、」
牛久保「そりゃ、明智とか佐倉は大丈夫かもしんないけどさ…」
明智「佐倉さんが言うようにやる気が足りないんだよ！ やる気が、」
若干嫌味を含ませたAの発言を、クラスメイトは気づかなかったようだった。
しかしピンポイントで明智は、Aの嫌味を拾いあげた。
(なんだろう この掌の上で転がされている感じ )
教室に緊張感が走った その時。
原田「はいはい 皆！ ちょっと聞いて〜」
原田が手を叩きながら教室に入ってきた。
たちまちAたちは自席に戻ったが、明智はまだ席に戻らなかった。
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みゆ(プロフ) - 面白いです！ (2019年8月16日 17時) (
レス) id: ac6a0b0971 (このIDを非表示/違反報告)
寝無美 - 凄く面白いです!!落ちは東条でお願い致します! (2019年6月7日 19時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
里雨(プロフ) - 愛美さん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません… 面白いと言って頂き光栄です！落ちもそろそろ考えていかねばと思っております… 貴重なご意見ありがとうございます！ (2019年5月19日 23時) (レス) id: 88d0c2e838 (このIDを非表示/違反報告)
里雨(プロフ) - めいさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません… 。楽しみにして頂けるなんて光栄です…！里見先生との絡み 不自然にならぬよう、頑張りたいと思います！ (2019年5月19日 23時) (レス) id: 88d0c2e838 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 読みました、とても面白かったです。おちは明智くんが良いです。 (2019年5月16日 18時) (レス) id: 337efc6262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里雨 | 作成日時：2019年4月21日 17時
