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伍話目 ページ6

「ちぇっ」



「ちぇっ!?」



........Aは落ち込んでしまった
しかし、Aからボソッと何か云っている気がした



(もし、鬼がいたら会えると思ったのに...
 やっぱり会えないのかな)



寂しいそんなオーラが纏っていた



「Aちゃん...


 それより、虎探しって」



「近頃 街を荒らしている『人喰い虎』だよ
 倉庫を荒らしたり畑の作物を食ったり好き放題さ

 最近この近くで目撃されたらしいのだけど――――――」



ガタッ



中島の顔は青白い
まるでなにかを怯えているようだ



「ぼ ぼぼ僕はこれで失礼します」



「待て」



敦は手と足が地面についていないせいでしゃかしゃかと手足を振っている
面白い...



「む 無理だ!奴―――
 奴に人が敵うわけない!」



「!中島さんもしかして、その『人喰い虎』のことしってる?」



「彼奴は僕を狙ってる!殺されかけたんだ!
 この辺に出たんなら早く逃げないと―――――」



そうすると、国木田は敦を放すと床に叩きつけた



「国木田さんってもしかして武術の心得を持ってるんですか?」



「おお、よく解ったね」



「結構強い人なんですね!」



「へぇ、あれだけで解るんだ...」



鬼殺隊だから そんな言葉は出てきた
しかし、相手はどんな職業なのかがまだ解らないため
云うことが出来なかった



「茶漬け代は腕一本か凡て話すかだな」



「........っ!」



「!...中島さん今動くと腕が折れちゃう
 折れると凄く痛いから辞めた方が良いよ」



「じゃあ、助けてよ!!」



「...てへっ」←



「おいっ!」



すると、太宰が国木田の前にいき、国木田に
正論をいい、その場をおさめた



「腕大丈夫?」



「大丈夫、折れてはいないよ」



中島は優しい笑顔で答えたが次の質問から
暗い表情に変わった



「........うちの孤児院はあの虎にぶっ壊されたんです」


そこからの話は可哀想だった
中島は口減らしに追い出されたということだった
しかし、一人だけ追い出すのか?
一人では意味が無いと思うが


「...そりゃ災難だったね」


「それで小僧「殺されかけた」と云うのは?」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
文豪こそこそ噂話 国木田side

彼奴(A)は最初俺等のことを
小僧は白髪ボロボロさんで、太宰は包帯ぐるぐるお兄さんで
俺の事は手帖眼鏡のお兄さんと、認識していたらしいぞ

全く俺のこれは手帖ではなく、理想だと云っているのに!

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兎野助(プロフ) - 読んでいただき有難うございます!部活や学校等で更新が遅れてしまうと思いますがこれからも宜しくお願いします!! (2019年12月22日 18時) (レス) id: 0530465cf1 (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - このコラボめっちゃくちゃ楽しみにしてました!まだ数話しか読んでないけど面白かったです!次回更新楽しみにしています! (2019年12月22日 18時) (レス) id: 1855fcf799 (このIDを非表示/違反報告)
兎野助(プロフ) - すみません 教えてくれて有難うございます あと、読んでくれて!! (2019年12月9日 22時) (レス) id: 0530465cf1 (このIDを非表示/違反報告)
兎野助(プロフ) - 読んでいただいて有難うございます!もしかしたら、更新が遅れてしまうかもしれませんがどうぞ宜しくお願いします!! (2019年12月4日 23時) (レス) id: 0530465cf1 (このIDを非表示/違反報告)
books - 文豪があって心んなかでぐっとしました! (2019年12月4日 23時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兎野助 | 作成日時:2019年12月3日 6時

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