竈門炭治郎の臭覚の良さに近付けない1 ページ1
「人より鼻が効く?」
炭治郎「あぁ、普通の臭覚としても効くし、どんな気持ちかもなんとなく分かるんだ」
「えっ人より、鼻が……効く?」
炭治郎「A?」
「もう2度と近付けない」
炭治郎「何故だ!?」
チャーチャーチャーチャーチャー(タイトル音)デデデンッ
竈門炭治郎の臭覚の良さに近付けない
何故も何も、普通の臭覚も長けてるってことは私横に居て体臭とか大丈夫なの!?
炭治郎にこいつ臭えなとか思われたりしてない!?
その上気持ちが匂いでわかるって、何?
様々なよこしまな感情と共に生きているのだから無理過ぎじゃない?
しかもこの聖人君子な炭治郎にモロバレとか蔑んだ眼差しで2度と話しかけてもらえないのが関の山じゃない?
今までどうだった?
炭治郎の側で何考えてた?
私大丈夫?
いやダメだよね!?
その辺のゲスメガネより勝てる気しかしないんだけどっ!!
「あの、ちなみになんですが……どれくらいの距離感保てば、匂い分からなくなるのでしょうか……」
炭治郎「何故急に敬語なんだ?」
「いいからっ! 早く! 答えてっ!!」
炭治郎「ん〜っ?……こ、このくらいか!?」
人一人分くらいの間隔を空けて変顔する炭治郎。
「完全に嘘ついてる時の表情ですよねぇ!?」
炭治郎「なっ!? なんで分かったんだ!!」
えっ……こわい、どうしよう、私の脳内どこまでバレてるの?無理無理もうダメ生きていけないようなこと考えてなかった?
炭治郎「A……」
炭治郎は寂しげな表情を浮かべたつもりだったがパニックを起こしてるAには伝わらない。
「ヒッ! 蔑みの眼差し!? ごめんっさよなら!」
炭治郎「ちょっ」
Aはダッシュで立ち去った。
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作者名:mko | 作成日時:2021年1月12日 23時