ガラスの靴を履く君にキスをした。 (ページ8)

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── た . . . ゆうた . . . 優太！！ ──

『うおっ！！ビクッた、』

「おはよ！！」

『お、おはよう。』

寝ている最中にすっげぇデカい声で

俺の名前を呼ぶ声が聞こえて

めちゃくちゃビックリして飛び起きた。

「朝ごはんできる前にちゃんと着替えといてね。」

『了解っす、』

言われた通りベッドから起き上がって

パパッと制服に着替え

一階のリビングに向かう。

「優太、平野紫耀くんって人と仲良い？」

『え、なに急に』

いきなり男の名前出してきたから

" 好きなの？ " とか " 気になってるの？ " と

不安が押し寄せてきた。

でも、確か平野紫耀って・・・

『ごめん、話したことないわ。

ってか彼奴とあんまり関わらない方が

良いと思うよ。』

「え、なんで？」

『女遊び激しいから。

他にも毎日遅れて学校に来てはサボったり

他校の人と喧嘩して殴り合いしたとか

めっちゃ噂あるよ？』

「んー、でも噂でしょ？

それに私はケンティーに

届け物頼まれただけだから大丈夫！！」

『俺もついて行く。』

ただの噂に過ぎないかもしれないけど

何かあってからじゃ遅いから

" 俺もついて行く " と言うと

「絶対大丈夫だから！」

「もしヤバい雰囲気になったら速攻で逃げてくる」

Aはガッツポーズをしながら

そう言っていたけど

本当に着いていかなくて大丈夫かな、？

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