68話_ ページ24
寝て起きたら暗かった、なんてよくある事じゃないよな、
まぁ、暗くないけど。
「さてと、行きますか」
いつもと同じような服を着て、上から黒い羽織を着る。腰には剣。肩にはコノエ。
「……条件を満たせば認定、満たせぬ場合は白紙とする」
見つけたのは壇上に立つゼンの姿。
壇上の端にはブレッカ子爵、俺が隠れてる木の近くにはミツヒデとザクラさん
「木の上からだとよく見えるねぇ、コノエ」
ゼンに紹介されて上がった白雪にブレッカ子爵の顔つきが変わったとか、兵士のざわつきとか
「Aのいってた通り、か」
ニヤッとしたザクラさんがいってることも聞こえてるし。
「はっはっはっは、なるほど、殿下の友人を味方につけるとは考えたな、トグリル」
「殿下の友人！？」
「小賢しいことだ」
勝手に話を進める子爵。
相当自分に自信があるらしい。
白雪やキハルを見下したような言い方もきになる
「ブレッカ子爵、今はクラリネスにとって有益か否かの提案をしている。国の諸侯のお一人として見定めてもらいたい」
ゼンの言葉に、子爵もざわつきも無くなった。
「では殿下、私も見張り台に同行させて頂きたい。疑うわけではありませんが、不正があったらいけませんしね」
子爵の言葉にゼンと白雪の視線が絡み合う。
「……ではブレッカどの、白雪どの、兵3名はココクに移動。4時に開始とする」
それぞれの準備が始まり、場がまたざわつき始める。
「子爵は馬鹿か？発言がいちいち殿下への侮辱にあたるといってやればよいものを」
「いえ」
「考試が終わるまでは穏便にと思いまして」
あくまで笑顔のまま、ザクラさんの言葉に答えたミツヒデと木々。
「全く、悲しい人だな」
木々の言葉、裏を返せば考試が終わったらいいってことだよね？
「さて、俺達もココクに向かいますか」
俺はキョロキョロとするコノエを連れて、そっとその場を離れた。
____ ___ __ _
午後4時。
「ではこれより考試を始める」
「…ポポ、西に白雪がいるよ」
キハルが放ったポポは笛、の合図で空高く飛んでいく。
「澄んだ音だ」
ゼンの言葉により考試は始められていた。
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レイ(プロフ) - うさ丸さん» 更新遅くなってすみませんっ！コメントありがとうございます！なかなか続きをかけてないんですが、これは完結まで書きます！まだこういうふうに更新遅くなる日が続くと思いますがこれは書き続けたいと思っていますっ頑張りますっ！本当にありがとうございます！！ (2016年5月9日 7時) (
レス) id: af1a1b1ac0 (このIDを非表示/違反報告)
うさ丸 - え、消しちゃうんすか！？ (2016年5月2日 22時) (レス) id: 93ddfd5243 (このIDを非表示/違反報告)
うさ丸 - 続き気になるっすね！更新頑張ってくださいっす！ (2016年5月1日 21時) (レス) id: 93ddfd5243 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 御月刃さん» コメントもありがとうございます！自分なりにこれからも頑張ります！！ (2015年9月13日 8時) (レス) id: af1a1b1ac0 (このIDを非表示/違反報告)
御月刃(プロフ) - 続編おめでとうございます！頑張ってください！ (2015年9月12日 16時) (レス) id: 7136332561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2015年9月9日 12時
