匂いフェチの夢と鼻が効く竜胆【東京リベンジャーズ】 (ページ4)

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落ちるならページ4

竜胆「…これは、レモン?っと、ジンジャー?」

A「う〜ん…ちょっと違うかなぁ」

竜胆「んじゃあ、次……スポーツ系???」

A「スポーツ系?(笑)何それ……ほんとだスポーツ系!」

かれこれ数十分、2人で下の段から匂いを試していく

なんだ、この時間

楽しい

つか、こいつこんなに笑うんだ

なんで今まで俺の前で笑わなかったんだろ

こんなに可愛いのに

…???

可愛い…?

Aが可愛い

今までと同じ顔してるはずなのに、今日は一段と可愛い

竜胆「なぁ、お前さ、…」

ここで昼間の自分の言動を思い出した

思ったことをそのまんまにすると怒らせちまう

から、

竜胆「今日、メイクしてんの?いつもと顔違くね?」

A「メイク…?いつも通りだと思うけど…?」

やっちまったと心底思った

怒らせたか?それとも嫌な思いさせたか?

色々考えてたら、先に口が開いたのはAだった

A「なんでそう思ったの?どう違う?」

柔らかい笑みでそう聞かれ、口元にあった言葉がこぼれた

竜胆「可愛い…から…」

俺も驚いたがAの驚いた表情を見てすぐ弁明しなくてはならないと思った

竜胆「あ、いや違くて…違くねーけど思ったことすぐ言ったらキモイよな、えっとだから…」

が、慌ててちゃんと喋れねぇ

あーくそ、かっこわりぃ

A「そっかそっか、じゃあさ、お昼のアレも、何か理由があって、部分的に言葉だけ飛び出しちゃったの?」

俺、そこまで言ってないのに、こいつすげぇな

竜胆「あのー、さっきAが言ってたじゃねぇか、柔軟剤試してるってよ…会う度匂いがちげぇからなんでだろうなって…思って…わるかった…」

心の中をこじ開けられてる気分だ

勝手に顔が熱くなる

A「あははは!それで、男とっかえひっかえしてるんじゃないかと思ったんだ?」

竜胆「…おう、疑って悪かった…」

A「いいよ別に、ビッチなんだと思われてるかと思ってビビるより断然いいし、許すから、続き、付き合ってよね?」

恋が落ちるものなら、俺は

きっと

今

落ちている最中だ

いつか、Aのことも落とす