無気力な個性把握テスト ページ5
つくづく思う、この学校と俺の性格は合わないと。
はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………と、かなり長い長いため息をつく夜月。
入学当日ぐらいはガイダンスとかもろもろでゆっくりさせてくれるだろう、という夜月の予想は遥か上を回った。
そう、「個性把握テスト」。
曰く、中学時代にやっていた体力テストを「個性」ありで行うらしい。
「文部科学省の怠慢だか知らないけど合理的過ぎて逆に合わない。てか怠慢とか俺の性格そのものだし仲間だし(？)。
いや合理的な手段は俺も好きだよ、だって極論言えば、合理的手段が一番手っ取り早い方法ってことだし。
____いや何が悲しくて入学当日から身体動かさないと行けないのか、うん分からない理解不能。まじ相澤先生合理的思考の塊。」
あまりにも非情すぎるこの現実に、夜月は目を全力で背け続けているのだと誰もが理解した。
何せ、担任の話を初っ端から聞かずに眠り続けていた生徒なのだから。
妙に注目を浴びているが兎に角無気力少年だということは既に周囲に認知されているのだ。
……ものの十数分で認知されているのも中々である。
「おい夜月。さっさとしろ。」
「そんなに急かさないで下さい急かされるのが1番嫌いなんです俺。」
ギロり、と相澤は夜月を睨む。
しかし怯むことなく夜月は準備を進める。
中々の度胸を持っている、否、この場合鈍いのか反応するのも面倒臭いのか。
……兎に角、最初の種目は50メートル走。
夜月は力の向きを足元に集中させる。
彼は今、地面を蹴って高速移動をしようとしているのだ。
彼のベクトル変換は、本来ならば無造作に拡散していく運動エネルギーを最適化し、移動速度と距離を何倍にも出来る事が可能だ。
これらは戦闘面でも利用出来る。
対象が地面でなくても、この応用は可能だし、足じゃなく拳でも、何なら頭でも可能だ。
_____しかし、彼の個性はベクトル変換だけではない。そう、
つまり、最適化することで移動速度を格段に引き上げ出来るのに加えて、そこにかかる重力も自由に変えれるのである。
彼が地面を蹴る時にかかる重力を上げれば____更に運動エネルギーも増加し、つまりスピードアップということである。
と、いうことで。
「___よっ、と。」
夜月A
___50メートル走記録 3.25秒
後は、お察しの通りである。
▼▼▼▼
重力操作について調べながら書いてみたけどちょっと何言ってるか分からない状態です((
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黒弧(プロフ) - えっと！絵を書かせていただいて、Twitterで、出しました。黒弧って調べて見てください。 (2022年8月16日 12時) (
レス) id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
キラー(プロフ) - saaaaans!!! (2018年7月26日 7時) (レス) id: 88d1b4cedc (このIDを非表示/違反報告)
豆(プロフ) - まじめに兎赤とスガさん尊いさん» ありがとうございます！夏休みに入ったので1日1話更新は出来そうです！頑張ります！ (2018年7月21日 12時) (レス) id: c76cbdbc0f (このIDを非表示/違反報告)
まじめに兎赤とスガさん尊い - すごい面白いです続編楽しみにしてます！！更新頑張ってください！Pulsultra！！ (2018年7月21日 8時) (レス) id: 496f43dffa (このIDを非表示/違反報告)
１０ - 文ストじゃなかったらごめんなさい (2018年7月11日 17時) (レス) id: f7f7d35321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆 | 作成日時：2018年7月1日 23時
