無気力な食事 ページ26
「人多くない？帰っていい？？」
「駄目だよ！！？」
食堂は、ヒーロー科だけでなくサポート科、経営科、普通科の生徒も一堂に会する場である。
故に、人が多くなるのは必然。
だからこそ、夜月は食堂での食事を避けていたのだが、まあ今回は場合が場合だ。いくら過去の己を呪っても恨んでも手遅れである。
何とか人をかき分け、無事座って食事を行える一同は、相変わらず美味い食提供をしてくれる雄英に感謝しつつ、箸を進めていた。
「夜月くんそれだけでいいの？」
と、緑谷が心配そうに夜月のトレーに乗っているミルクティーを見る。
余談だが、夜月はコーヒーが飲めない。
曰く、「あんな苦い物飲んで何になるの？」とのことらしい。
もっぱら彼は苦い物より甘い物派である。現に今飲んでいるミルクティーも砂糖が後からどんどん投入されていたのを一部の生徒達は見ていた。
そして夜月は、ミルクティーを飲みながら頷く。
「あまり食べない主義。低燃費かつエコロジーな生活を心掛けています。」
嘘である。低燃費かつエコロジーなのは事実だが本人はそんなこと微塵も心掛けていない。
「そ、そうなんだ…。」と、何故か丸め込まれている、謎に納得している緑谷だが、そこに飯田も入ってきた。
「食事をしないと身体に悪影響を及ぼすと思うが……。」
面倒見がいいというか、お節介というべきか、はたまたお人好しと呼ぶべきか。
とにかく彼は嘘を付けない人間だし、きっとクラスの中では一番素直で純粋なのではないだろうか。
そう思いつつも、夜月は「死にはしないから大丈夫大丈夫。」と短く返した。
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黒弧(プロフ) - えっと！絵を書かせていただいて、Twitterで、出しました。黒弧って調べて見てください。 (2022年8月16日 12時) (
レス) id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
キラー(プロフ) - saaaaans!!! (2018年7月26日 7時) (レス) id: 88d1b4cedc (このIDを非表示/違反報告)
豆(プロフ) - まじめに兎赤とスガさん尊いさん» ありがとうございます！夏休みに入ったので1日1話更新は出来そうです！頑張ります！ (2018年7月21日 12時) (レス) id: c76cbdbc0f (このIDを非表示/違反報告)
まじめに兎赤とスガさん尊い - すごい面白いです続編楽しみにしてます！！更新頑張ってください！Pulsultra！！ (2018年7月21日 8時) (レス) id: 496f43dffa (このIDを非表示/違反報告)
１０ - 文ストじゃなかったらごめんなさい (2018年7月11日 17時) (レス) id: f7f7d35321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆 | 作成日時：2018年7月1日 23時
