無気力な昼休み ページ25
時は流れ、昼食時間。
クラスメイト達は各々で食堂に向かったり、中庭で自前の弁当を持ってきて食事する者もいれば____
「(屋上で寝よ。)」
_____極端に少食で、何も食事を摂らずに昼寝をする者もいる。
夜月がその一人だ。というか、夜月以外に該当する人間は居ない。
朝食は大体カロリーメイトかゼリー。
昼食は基本的に睡眠に費やす。
夕食はその日の気分によって量が変わる。
つまり、不健康。
だというのにも関わらず、身長が180センチを超えているのは何なのだろうか。
過剰に取っている睡眠によるものなのだろうか。
で、だ。
今日もまた、夜月はいつものように昼寝をしようとお気に入りの屋上へと向かおうとし、席を立つ。
すると珍しく、夜月に声が掛かった。
「夜月くん。よければ一緒にご飯食べん？」
話しかけてきたのは、麗日お茶子。
個性は【
夜月は知る由もないだろうが、少なくとも彼女の中には「同じ重力系の個性を持つ者」として多少の好奇心があった。
キャパオーバーの際におこる、嘔吐。
アレにも思わず親近感が湧いていた。
緑谷と飯田、二人が麗日の後ろにいたが、彼らもまた夜月に興味を持つ者である。
緑谷は言わずもがな、夜月の個性について。
色々聞き出したいことがあった。
戦闘訓練は、自分が保健室で治療を受けていたのもあり、直接個性を目の当たりにした訳では無い。そのこともあってか、いつもに増して知識欲が溢れ出ていた。
飯田は先程の学級委員選抜の件で、彼に対する見解を変えた。
そしてより深く、彼を理解しようと思ってか、歩み寄ろうと考えていたところである。
とはいえ、そんなことは夜月からすればどうでもいいのと。ただの迷惑にしかならない。
孤独を好み、静寂を好む彼からすれば、余計な好奇心だ。
「……別にいいけど。」
だから、こんな言葉が自分の口から出たこと。
それに一番驚いているのは、彼自身だった。
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黒弧(プロフ) - えっと！絵を書かせていただいて、Twitterで、出しました。黒弧って調べて見てください。 (2022年8月16日 12時) (
レス) id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
キラー(プロフ) - saaaaans!!! (2018年7月26日 7時) (レス) id: 88d1b4cedc (このIDを非表示/違反報告)
豆(プロフ) - まじめに兎赤とスガさん尊いさん» ありがとうございます！夏休みに入ったので1日1話更新は出来そうです！頑張ります！ (2018年7月21日 12時) (レス) id: c76cbdbc0f (このIDを非表示/違反報告)
まじめに兎赤とスガさん尊い - すごい面白いです続編楽しみにしてます！！更新頑張ってください！Pulsultra！！ (2018年7月21日 8時) (レス) id: 496f43dffa (このIDを非表示/違反報告)
１０ - 文ストじゃなかったらごめんなさい (2018年7月11日 17時) (レス) id: f7f7d35321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆 | 作成日時：2018年7月1日 23時
