無気力な学級委員選抜�� ページ24
「”多”をけん引する責任重大な仕事だぞ…！「やりたい者」がやれるモノではないだろう！！
周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…！民主主義に則り、真のリーダーを皆で決めるというのなら…。
これは投票で決めるべき議案！！！」
____おお、いかにも学級委員っぽい言葉。と、飯田の言葉に夜月も感心した。
「そびえ立ってんじゃねーか！！何故発案した！！！」
……そう、真っ直ぐ天井に伸びた右腕すら無ければの話だが。
ある意味真面目で馬鹿正直なのか、と勝手に解釈して、周りの様子を拝観するA。
「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん。」
「そんなん皆、自分に入れらぁ！」
蛙吹と切島が反論する。
だが、飯田はだからこそ複数票を獲った者こそが真にふさわしい人間という事になる、と切り返す。
…どうやら、飯田の意見に皆納得したようだ。
「どうでしょうか先生！！！」
「時間内に決めりゃ何でもいいよ。」
_____それな。
共感しながらも夜月は配られた投票用紙に、「飯田天哉」の文字を書いて提出した。
「(……何やかんやで一番似合ってるよね。)」
だが、結果は予想外のものになる。
***
「僕三票ー！！！？」
___最終的な結果は、委員長が緑谷、副委員長が八百万という意外なものになった。
爆豪も緑谷に三票入っていることが気に食わないのか、手のひらで爆破を何度も繰り返している。
一方飯田は、夜月の入れた一票に感謝しながらも、悔しそうに地面に膝を落とす。
「一票……！有難い、が…！流石に聖職といったところか…！！」
「それ俺だから感謝しろー。結果は残念だったけどー。」
夜月君…！！と涙目で近寄る飯田に、即効で後退りをする夜月。
周りのクラスメイトは、「ということは自分の票は他に入れたのか」と、困惑気味の様子だ。
「でもまあ、あんな雑務やりたがる人ってそうそう居ないよね。流石ヒーロー科。」
「雑務とは何だ雑務とは！！立派な聖務だぞ夜月くん！！！」
余計な一言さえなければ飯田はきっと夜月に多大すぎる感謝を抱いてただろう。
だが夜月は、ガクガクと勢いよく飯田に肩を揺さぶられながらも、はよホームルーム終われやと願っていた。
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黒弧(プロフ) - えっと！絵を書かせていただいて、Twitterで、出しました。黒弧って調べて見てください。 (2022年8月16日 12時) (
レス) id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
キラー(プロフ) - saaaaans!!! (2018年7月26日 7時) (レス) id: 88d1b4cedc (このIDを非表示/違反報告)
豆(プロフ) - まじめに兎赤とスガさん尊いさん» ありがとうございます！夏休みに入ったので1日1話更新は出来そうです！頑張ります！ (2018年7月21日 12時) (レス) id: c76cbdbc0f (このIDを非表示/違反報告)
まじめに兎赤とスガさん尊い - すごい面白いです続編楽しみにしてます！！更新頑張ってください！Pulsultra！！ (2018年7月21日 8時) (レス) id: 496f43dffa (このIDを非表示/違反報告)
１０ - 文ストじゃなかったらごめんなさい (2018年7月11日 17時) (レス) id: f7f7d35321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆 | 作成日時：2018年7月1日 23時
