無気力なヒーロー基礎学�� ページ17
予想だにしなかった夜月の反撃に、オールマイトは自身の防御が少し遅れる。
反射に設定された保護膜は、勢いよくその範囲を広げ、建物ごとを破壊する勢いだった。
「(このままじゃ……建物が壊れるｯ…！！！)」
咄嗟にオールマイトは、手加減するというハンデを諦め、半ば強制的に保護膜ごと破壊した。
___ｯｯﾊﾞﾘﾝ！！
保護膜の破壊された音は、硝子のように脆い音で。
まさか自分の膜を破壊されるとは思っていなかった夜月は、ゼェゼェと大きく深呼吸をしながら、目を丸く……はしていないがオールマイトを見つめていた。
「(酸欠でぶっ倒れる作戦失敗したんだけど。)」
___適当にやって負けるにしては命懸け過ぎないだろうか。
嘘だろ…と静かにぼやきながら夜月は床に座り込む。途中で破られたとはいえ、夜月は既に限界に近い状態だった。
「……ぅえ、吐きそ…。」
フラフラと頭を揺らしながら、口元を抑える夜月。顔色はかなり悪く、真っ青になっていた。
そう、キャパオーバー。
曰く、三半規管の云々かんぬんで吐き気を催すらしい。
「____リタイア、していっすか…。」
右手をあげてそう呟く夜月。
余程吐き気が酷いらしい。表情がいつになく死んでいる。
それに対してオールマイトも、このまま戦闘が進んでいたら建物ごと壊滅されかねなかったから辞めるつもりだったと告げる。
その言葉に内心ガッツポーズをしながらも、不定期に込み上げてくる吐き気を抑える夜月。
「(……俺あんなに制御下手くそだったっけ。)」
勝負は呆気なくついた。いや、呆気なくつけざるを得なかったのだろうか。
まさか序盤から早々に、夜月がフルパワーで攻撃を仕掛けるなんて誰も予想出来なかったのだから。
自身の個性に違和感を覚えつつ、夜月はモニタールームへと戻ったのだった。
「(講評絶対に酷評になるって……面倒臭いって絶対……。)」
そんな不安を抱えつつ。
________
想像以上に戦闘が早く終わって困惑気味の作者。情景描写以前に話の構成の問題である。
保護膜＝結界みたいな感じで捉えてください。私もよく分かってません。
ログイン云々の関係でTwitter始めました。
FGO垢じゃないです(一応。)
@Mame_umai
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黒弧(プロフ) - えっと！絵を書かせていただいて、Twitterで、出しました。黒弧って調べて見てください。 (2022年8月16日 12時) (
レス) id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
キラー(プロフ) - saaaaans!!! (2018年7月26日 7時) (レス) id: 88d1b4cedc (このIDを非表示/違反報告)
豆(プロフ) - まじめに兎赤とスガさん尊いさん» ありがとうございます！夏休みに入ったので1日1話更新は出来そうです！頑張ります！ (2018年7月21日 12時) (レス) id: c76cbdbc0f (このIDを非表示/違反報告)
まじめに兎赤とスガさん尊い - すごい面白いです続編楽しみにしてます！！更新頑張ってください！Pulsultra！！ (2018年7月21日 8時) (レス) id: 496f43dffa (このIDを非表示/違反報告)
１０ - 文ストじゃなかったらごめんなさい (2018年7月11日 17時) (レス) id: f7f7d35321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆 | 作成日時：2018年7月1日 23時
