無気力なヒーロー基礎学�� ページ12
一番最初の戦闘訓練は、
ヒーロー陣営 Aコンビ 緑谷 麗日ペア
となった。
緑谷の出番に、お、と夜月は興味を示す。
「ヘタレ君頑張れぇー。
あ、真面目メガネもファイトォー。」
と、おそらく緑谷と飯田に向けてだろうか、応援の言葉を投げる夜月。
ネーミングが完全に悪意のあるものだと気付く、飯田を除くクラスメイト達。
一方で飯田は素直に受け止めて「ありがとう」なんて返している。健気である。
それぞれのチームが準備に向かい、他の生徒はモニタールームへ向かう。
その際に、夜月が静かに飯田への笑いを零していたことは、周知の事実だった。
***
モニタールームにて。
ふわぁ、と欠伸をしながら夜月もクラスメイト達の会話の輪に(ほぼ強制的に)入っていた。
「どっちが勝つと思う？」
と、上鳴が夜月へと問う。
うーん、と夜月は考える素振りを見せ、何となくモニターの方へ視線を向けた。
____正直どっちでもいい。
そんなことを思っている夜月。
もちろんの事ながら無表情なので、それが周りにバレていることは無い。
しばらく間を置いて、とりあえず答えたのは___
「……引き分け？」
どちらとも言えない結果。
いわゆる中立。まあ、妥当である。
正直爆豪の実力は高いし、飯田も把握テストで見る限りじゃ自身の個性の扱い方を理解しているのは間違いない。
一方で麗日は夜月と同類の重力系の個性を所持する。重力系の個性が強力であることは、自分が一番理解しているつもりではある。多分彼女も、個性の扱い方を理解しているはず。
まあ、ここで悩むのは緑谷への評価だ。
彼は恐らく個性の制御が出来ていない。恐らく個性自体の威力はクラスの中でもトップクラスだが、使えば自身の身を傷付ける諸刃の剣。
それをどう補うか、それをどう使うか。
今回の戦いは、緑谷によって勝敗が変わってくると言っても過言ではない。
だからこそ____
「(予想つかないんでパス。)」
夜月も、考えることを放置中。
未確定要素ほど面倒な存在は無いだろう、としみじみ思った。
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黒弧(プロフ) - えっと！絵を書かせていただいて、Twitterで、出しました。黒弧って調べて見てください。 (2022年8月16日 12時) (
レス) id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
キラー(プロフ) - saaaaans!!! (2018年7月26日 7時) (レス) id: 88d1b4cedc (このIDを非表示/違反報告)
豆(プロフ) - まじめに兎赤とスガさん尊いさん» ありがとうございます！夏休みに入ったので1日1話更新は出来そうです！頑張ります！ (2018年7月21日 12時) (レス) id: c76cbdbc0f (このIDを非表示/違反報告)
まじめに兎赤とスガさん尊い - すごい面白いです続編楽しみにしてます！！更新頑張ってください！Pulsultra！！ (2018年7月21日 8時) (レス) id: 496f43dffa (このIDを非表示/違反報告)
１０ - 文ストじゃなかったらごめんなさい (2018年7月11日 17時) (レス) id: f7f7d35321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆 | 作成日時：2018年7月1日 23時
