今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:7,385 hit
小｜中｜大
6 ページ6
「あー…彼女と」
ほらね、
こんな関係になっても
廉くんは彼女と別れる気はないみたい
どういうつもりで私に触ったの
どんな気持ちで私にキスしたの
「ふーん」
頭の中はモヤモヤしたまま
でも大事なことは聞けないし言えない
私も準備しようとドレッサーの前に座って化粧をし始めた
私が口紅を塗ったところで
「うわ赤、なんやねんその色」
私の後ろに立って鏡越しにマジマジと私の唇を見てきた
「え、可愛いじゃん」
「無いわー笑」
「…彼女さんもするでしょ？」
私のお気に入りのリップを否定されたことにイラッとしつつも
廉くんが嫌いなら辞めようかなとか考えてみる
「そんな真っ赤なのされたらキス出来ひんからやめてって言うわ。」
心にズドンと石を投げられた感覚
「そっかー笑」
私ちゃんと笑えてる？
なんか
わざと私に向けて言ってるように聞こえる
私との事なかった事にしようとしてるの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふうせん | 作成日時：2020年2月1日 19時
