五十四話 ページ7
フィールドへ上がる。僅かながらの緊張を解すため、深く息を吸い込んで、吐く。
何度目かの深呼吸を終え、目の前に立つ緑谷を見据える
「来たな」
『今回の体育祭、両者トップクラスの成績！まさしく両雄並び立ち今！！
緑谷 対 轟！！』
あの力を好きに打たせるのは危ない、開始瞬間にぶつけるーーー！！！
『START！！！！』
大氷壁を作ろうとした氷が、弾け飛ぶ
凄まじい暴風に、氷の壁に背を預けて耐える
「やっぱそうくるか……」
自損覚悟の打ち消しーー！！
何度も打って、打って、既に緑谷の両指は骨も砕け散ってボロボロだ
見てるだけで痛い
そろそろ私の右半身も霜が掛かってきたので、近接へ入ろうと氷を飛び越えて殴り掛かれば、先程とは比べ物にならない威力で弾き飛ばされる
「……っ、さっきより随分高威力だな。近付くなってか
守って逃げるだけでボロボロじゃねぇか」
白い息を吐き出して、客席の親父を見る
奴の浮かべる表情に、口角を上げる
「悪かったな、ありがとう緑谷。おかげで…
奴の顔が曇った」
私は、右側だけで勝ち進む
絶対左なんで使ってやるものか
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本好き - 続きを早く読みたいです^o^ (2023年4月30日 17時) (
レス) id: 225623cf6e (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2021年8月13日 20時) (レス) id: 7535440c41 (このIDを非表示/違反報告)
a/r(プロフ) - 最高でした!!続き楽しみに待ってます (2020年8月22日 11時) (レス) id: edec57eb6e (このIDを非表示/違反報告)
名無し36492号(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2020年6月13日 10時) (レス) id: edec57eb6e (このIDを非表示/違反報告)
后晴 - すっごく面白いです。いつか更新再開してくれること願ってます！ (2019年9月30日 17時) (レス) id: a6cf5bad43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェラ | 作成日時：2018年9月15日 13時
