四十二話 ページ44
緑谷side
「轟さん…。話って、何…？」
一時間の昼休憩
常闇君のお陰で、何とか四位に結果を納め、最後の種目に備えてお昼へ行こうとしていたところ、
「緑谷、少しいいか？」
轟さんに、呼び止められた
轟焦凍
個性は半冷半燃
最初の印象は、とても静かな、大和撫子
左右で違う髪と瞳、顔の右半分を覆う火傷の跡が何ともミステリアスな雰囲気を漂わせる
そして、見た目に似合わない男口調
人と騒ぐのが苦手なのかと思いきや、かっちゃんや切島君、葉隠さんや芦戸さんと話してるのを度々見掛けた
隣の席の八百万さんとの関係も良好な様で、たまに微笑む姿は、贔屓目無しに、凄く…綺麗だと思った
だけど、最近の彼女は極端に人を遠ざけ、まるで入学したばかりの頃に戻ったみたいだった
そんな彼女に、宣戦布告を受けた
僕よりももっと強い人もいるのに、どうして僕？と思ったけれど、売られた以上は買うし、僕も負ける気はない
そんな彼女に、人気のない場所に呼び出された
まさか、こここ、告白…？だなんて思ったけれど、そもそも僕らに接点何てないし、それ以上に真剣な彼女の顔を見ていたらそれも馬鹿らしく思えた
美人は怒ると怖いと言うけど、それは本当らしい
かっちゃんとは違う、冷たい威圧感
思わず背筋がぴりぴりと痺れた
「早くしないと食堂凄い混みそうだし…えと」
ちらちら、と様子を伺っていると
「気圧された、自分の誓約を破ってしまう程に」
壁に寄り掛かり、静かに語り出した轟さん
「あの時、私以外は感じてなかった。最後の場面、私だけが気圧された
本気のオールマイトを身近で経験した、私だけ」
思わずどきり、とした
まさか、僕とオールマイトの関係を…？
轟さんは頭もいい、勘も鋭い、結論に辿り着いても可笑しくはない…
心臓の音が彼女に聞こえてしまうくらいにうるさい
「なァ…
オールマイトの隠し子か何かか？」
「へ？」
間抜けな声が出てしまった
前言撤回
彼女はとんだ天然さんだった
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桜 - 梅雨ちゃんは蛙吹です！ (2018年12月5日 21時) (
レス) id: 99fd013ac7 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - ルーチェさん» ありがとうございます！！私もその二人大好きです…＼(^o^)／元気百倍、頑張ります！ (2018年9月15日 14時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
ルーチェ - 続きが気になって仕方ないです！轟ちゃんとかっちゃんの絡みが好きすぎてにやけます(^q^)←更新頑張ってください！応援してます！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2018年9月13日 22時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
とまと。 - こ、こんなにも評価が一回しか押せないことを恨んだことはない！更新される度に評価ボタン押してます笑 体育祭めっちゃ楽しみです！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: 9caa233366 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！正直最初の轟って誰とも絡んで無さすぎて困ってます( ；∀；)主人公ェ…。 (2018年9月4日 16時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェラ | 作成日時：2018年8月31日 22時
