三十六話 ページ38
『敵の襲撃を受けたにも拘わらず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星！！！
ヒーロー科！！一年！！
A組だろぉぉ！！？』
暗い通路を抜ければそこは、四方八方に観客の座るスタジアム
プレゼント・マイクの司会に、沸き上がる歓声
整列を終えた私たちの前に、一年主審のミッドナイトが現れ、朝礼台に立つ
「選手宣誓、1-A、爆豪勝己！」
爆豪が台へと登り、口を開く
嫌な予感
「せんせー
俺が一位になる」
「「「絶対やると思った！！！！」」」
途端に振りかかるブーイング
それを物ともせず、いつの間にかA組全体を巻き込んだブーイングを連れて帰ってくるその姿は流石だと思う
「さーて、それじゃあ早速第一種目行きましょう！」
突然投影された画面に目を向ける
「いわゆる予選よ！毎年ここで多くの者が涙を飲むわ！
さて、運命の第一種目！今年は……コレ！」
"障害物競争"
それが画面に写し出された文字だった
ーーーーーー
『スターーーート！！！』
ミッドナイトの合図に、全員が一気に走り出す
『早速だがミイラマン、序盤の見所は！？』
スピーカーから聞こえるプレゼント・マイクの解説
狭いスタートゲートを押し合いながら抜けるのを見て、確信する
引き離すなら、ここだ
『今だよ』
「最初のふるい」
さて、どのくらい掛かるか
スタートゲートから続く道一面を凍らせる
途端に開ける視界
そこを一番で走り抜ける
「甘いわ、轟さん！」
「そう上手くはいかせねえよ、半分女ァ！！！」
「クラス連中は当然、として…思ったより避けられたな…」
それぞれの個性を使って、滑る氷の上を進む後ろの奴等に、何か対策をしないとな…と模索していると
私に飛び掛かろうとしていた峰田が"何か"に吹っ飛ばされた
「峰田くん！？」
悲痛な緑谷の叫びも虚しく
足を止めて目の前に立ち塞がる巨大な無機物を見上げる
"ターゲット…大量！"
「あれは、入試の仮想敵！？」
『まずは手始め…第一関門、ロボ・インフェルノ！』
「コレが一般入試用の仮想敵ってやつか…」
「どこからお金出てるのかしら…」
折角ならこんな使い回しじゃなくて、もっと凄いの用意してもらいてえもんだな
私は一瞬で足場を凍らせ、目の前の、私に襲い掛かろうとしてくる敵に手を振りかざす
「クソ親父が見てるんだから」
一瞬で凍った敵を睨み付けながら、その足の間を走り抜ける
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜 - 梅雨ちゃんは蛙吹です！ (2018年12月5日 21時) (
レス) id: 99fd013ac7 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - ルーチェさん» ありがとうございます！！私もその二人大好きです…＼(^o^)／元気百倍、頑張ります！ (2018年9月15日 14時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
ルーチェ - 続きが気になって仕方ないです！轟ちゃんとかっちゃんの絡みが好きすぎてにやけます(^q^)←更新頑張ってください！応援してます！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2018年9月13日 22時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
とまと。 - こ、こんなにも評価が一回しか押せないことを恨んだことはない！更新される度に評価ボタン押してます笑 体育祭めっちゃ楽しみです！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: 9caa233366 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！正直最初の轟って誰とも絡んで無さすぎて困ってます( ；∀；)主人公ェ…。 (2018年9月4日 16時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジェラ | 作成日時：2018年8月31日 22時
