二十三話 ページ25
土砂ゾーンを脱出し、相澤先生のいる広場に走って向かう
『ひいっ、俺たち本当に何も知らねぇんだよ！！ただ、ヒーローを殺れる面白い計画があるって言われて、付いてきてただけでっ』
『そんなこと聞いてねぇんだけど』
『あ、あっ、あの黒い靄と、顔面に手の付けた奴！！それと脳の飛び出た化け物！彼奴等がオールマイト殺しを実行するから、俺たちは他のガキ共の相手してろって！』
『…三人、か』
『は、じゃあ、この氷早く溶かして…』
『まっ、待てよ！話が違っ』
『誰がいつ、話したら拘束を解くって言った？安心しろ、明日の朝になれば嫌でも溶けるよ』
「相澤先生、無事だといいが…」
早々に殺られる程柔じゃないと分かってはいるが、やはり多数対一人
歯を食い縛り広場へ足を早めた
ーーーーーーーー
「轟！！！」
「おっ？」
広い施設内を走っていると、ビルの中から金髪と赤髪の男が二人、此方に向かって物凄い勢いで近づいてきた
思わず足を止めて目を凝らすとそれは、敵にしか見えない凶悪顔の爆豪と、苦笑い気味の切島だった
二人とも彼方此方に傷を負ってるのを見て
あぁ、こいつらも戦ってたのか、だなんて呑気に思っていたら、
近付いてきて私の腕を掴むや否や、爆豪に頭突きをお見舞いされた
「うっ、い、痛い…！」
痛すぎる。だって星が飛んでた、馬鹿になったらどうしてくれんだ
余りの痛みに額を押さえたまま声を出せずに悶えていると
轟ぃ！っと爆豪の大声が辺りに響いた
「てめぇ、マジでふざけんなよ…！このクソ女！
自分だけ俺たちのこと助けて満足して、手も伸ばさず飛ばされやがって！！
俺が一体どんな気持ちで…っ！！やっぱぶっ殺すッ！！！」
UGAAAAA！！！！と噛み付く勢いで捲し立てる爆豪に思わずぽかんとしていると、
隣の切島がまあまあ、と間を割ってきた
「爆豪落ち着けって、轟無事だったんだから良かっただろ！
轟もごめんなぁ、でも許してやってくれ
コイツ、俺と飛ばされてからどっかイライラしてて、ずっと轟がどうって…
様は心配してたんだよなッ！」
ニカッと笑う切島に爆豪が怒鳴る
「あぁ！？別に心配なんかしとらんわ！！
コイツがふざけたことばっかしやがるから！
いっぺんガツンと言ってやらねぇと気が済まなかったんだよ！」
未だイライラは収まらないのか、ぼんぼんと小爆発を繰り返す爆豪の掌を眺めていると
頬を掻いた切島が真剣な顔で此方を見つめていた
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桜 - 梅雨ちゃんは蛙吹です！ (2018年12月5日 21時) (
レス) id: 99fd013ac7 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - ルーチェさん» ありがとうございます！！私もその二人大好きです…＼(^o^)／元気百倍、頑張ります！ (2018年9月15日 14時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
ルーチェ - 続きが気になって仕方ないです！轟ちゃんとかっちゃんの絡みが好きすぎてにやけます(^q^)←更新頑張ってください！応援してます！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2018年9月13日 22時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
とまと。 - こ、こんなにも評価が一回しか押せないことを恨んだことはない！更新される度に評価ボタン押してます笑 体育祭めっちゃ楽しみです！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: 9caa233366 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！正直最初の轟って誰とも絡んで無さすぎて困ってます( ；∀；)主人公ェ…。 (2018年9月4日 16時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェラ | 作成日時：2018年8月31日 22時
