二十一話 ページ23
「敵！？馬鹿だろ！ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎる！」
「先生、侵入者用センサーは！」
「もちろんありますが…！」
驚いて声を上げる者、先生に指示を仰ぐもの、冷静に状況を把握しようとする者
この状況…
「現れたのはここだけか、学校全体か…。
何にせよそのセンサーが反応しねぇなら、向こうにそう言うこと出来る個性がいるってことだな
校舎と離れた隔離空間、そこに私たちのクラスが入る時間割…。
バカだがアホじゃない。これは、何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲だ」
私の言葉に、何人かが息を飲んだ
次々と増えていく敵に舌打ちをした相澤先生は
「13号！生徒を頼んだ」
それだけ言い、一人敵達に突っ込んでいった
「さぁ、みんな！こっちへ！」
早く、と私たちを出口へと促す13号先生
「させませんよ」
目の前に立ちはだかる、黒い靄
いつの間に…さっきまで下にいただろ…！？
「初めまして。我々は敵連合。僭越ながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは
平和の象徴。オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして」
余りに当たり前の事のように言うから
その場にいた全員が、息を飲んだ
「私の役目はこれ」
私たちを覆うように靄が広がる
じわりと汗が首を伝う
刹那
爆音と金属音が鳴り響き、靄が辺りに四散した
「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか！？」
煙が晴れるとそこには、爆豪と切島が拳を握り、立っていた
「ダメだどきなさい二人とも！」
13号が咄嗟に走り出すが、間に合わず
靄が爆豪に、振り掛かるーーーー
ぱきぱきぱき、と音を立てて間に氷の壁を作る
「馬鹿かお前ら。無闇やたらに突っ込めば良いってもんじゃねーよ」
13号先生、今の内にブラックホールを…、と言いかけた時、耳元で低い声が聞こえた
「これはこれは、頭のキレる子がいるようですねぇ」
「ーーー！！」
「轟っ！」
靄に包まれながら、手を伸ばしている爆豪を制止する
「くるなっ、」
「っざけんなクソ女！！！手ぇ伸ばせ！」
「その子を離せえええっ！！」
遅れて13号先生がブラックホールを使うが、恐らく間に合わない
「散らして、なぶり殺す」
必死の形相をして此方に手を伸ばす爆豪を見ながら、
お前そんな顔出来たのか…と目を見張った瞬間
視界は闇に閉ざされた
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桜 - 梅雨ちゃんは蛙吹です！ (2018年12月5日 21時) (
レス) id: 99fd013ac7 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - ルーチェさん» ありがとうございます！！私もその二人大好きです…＼(^o^)／元気百倍、頑張ります！ (2018年9月15日 14時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
ルーチェ - 続きが気になって仕方ないです！轟ちゃんとかっちゃんの絡みが好きすぎてにやけます(^q^)←更新頑張ってください！応援してます！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2018年9月13日 22時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
とまと。 - こ、こんなにも評価が一回しか押せないことを恨んだことはない！更新される度に評価ボタン押してます笑 体育祭めっちゃ楽しみです！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: 9caa233366 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！正直最初の轟って誰とも絡んで無さすぎて困ってます( ；∀；)主人公ェ…。 (2018年9月4日 16時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェラ | 作成日時：2018年8月31日 22時
