十四話 ページ16
「何だよ…」
冷静に、顔に出さないように、自分に言い聞かせるように念じていると、思いの外低い声が出た
「その制服…。そう言えば、昨日から雄英へ入学したんだったな」
「アンタが無理矢理入学させたくせに、何だよその言い草」
そう、自身の母校、雄英への推薦を薦めてきたのは何を隠そうこのクソ親父
まあ、拒否権はあって無いようなものだったし、私自信も雄英には入ろうと思っていたからいいのだけど
コイツに大人しく従っていたと思われるのは正直面白くない
「ふむ。似合っているぞ」
髭を触りながら満足そうに見下ろしてくるこの視線が気にくわない
そして何時もの様に、この後に続く言葉
「流石は俺の、最高傑作だ」
あぁ、ムカつく。
「…話はそれだけかよ。用が無いなら話しかけんな」
踵を翻そうとすると、思い出したように声を出す親父
「あぁ、そうだ。焦凍、お前……
まさかとは思うが、クラスメイトとは馴れ馴れしく話したり、してはいないよな？」
「お前は俺を越え、そしてオールマイトをも越える義務がある。
其処らの出来の悪い奴等と話して、悪い影響が無いとも限らん。
必要最低限以上のことは、絡むことがないよう。呉々も気を付けろ。」
何せお前は、俺の最高傑作なのだから
耳に蛸が出来るほど、幼い頃から言い聞かされてきた言葉
用は済んだのか、己の自室へと戻っていく大きい背中を見ながら、一人呟く
「それくらい、わかってる」
握り締めた掌に爪が食い込む
暗くて寒い廊下に一人取り残され、胸を押さえた
「痛い……っ」
先程まで暖かくなっていた筈の心が、ずきずきと、痛みを訴えていた
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桜 - 梅雨ちゃんは蛙吹です！ (2018年12月5日 21時) (
レス) id: 99fd013ac7 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - ルーチェさん» ありがとうございます！！私もその二人大好きです…＼(^o^)／元気百倍、頑張ります！ (2018年9月15日 14時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
ルーチェ - 続きが気になって仕方ないです！轟ちゃんとかっちゃんの絡みが好きすぎてにやけます(^q^)←更新頑張ってください！応援してます！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2018年9月13日 22時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
とまと。 - こ、こんなにも評価が一回しか押せないことを恨んだことはない！更新される度に評価ボタン押してます笑 体育祭めっちゃ楽しみです！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: 9caa233366 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！正直最初の轟って誰とも絡んで無さすぎて困ってます( ；∀；)主人公ェ…。 (2018年9月4日 16時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェラ | 作成日時：2018年8月31日 22時
