十二話 ページ14
私たちのチームはヒーロー側
つまり敵側の尾白と葉隠の入った五分後に行動を開始する
ビルの入り口に立って、全体を見通すように見上げる
個性の複製腕を使いながら、障子が向こう側の様子を伝えてくる
「四階、北側の広間に一人。もう一人は同階のどこか…素足だな。透明のやつが伏兵として捕らえる係か」
「じゃあその、四階の広間に核兵器があるんだろうな。危ないから外出ててくれ。」
中に踏み込み壁に手をつきながら、不思議そうに後ろに下がる障子を確認して力を込める
右半身が冷えてくのがわかる
「向こうは防衛戦のつもりだろうけど…、
私には関係ない」
ビル一面を覆うようなイメージで右の個性を使う
冷気がそこら中に広がり、全てが氷の世界に閉ざされた
多少手加減はしたけど、この分じゃ地下まで凍ったかもしれないな
すぐ溶かすしもう少し我慢してもらうしかないか
自分の足音しか響かない廊下を歩きながら四階へと向かう
「痛タタタタ…！あ、轟ちゃん！！これ、轟ちゃんの仕業だよね！？チートすぎだよぉ！」
「悪いな。もう少しだけ我慢してくれ」
途中、葉隠の声が聞こえたが姿は見えなかったので恐らく全裸なのだろう
本当に急いで溶かさないと風邪引いちゃうな…
ーーーーーーーーーー
案の定、障子の言っていた北側の広間に足を踏み入れると
尾白が悔しそうな顔でこちらを見ていた
「動いてもいいけど、足の皮剥がれちゃ満足に戦えねぇよ。すぐ終わらすからそこで待ってろ」
核兵器に触れようと近づいてると、諦めたように
「悔しいな…」
溜め息をつきながらその場にしゃがみこむ尾白
私は核兵器に手を触れて、不本意ながらも左側の個性を使って、氷を溶かす
「熱………！」
驚いたように辺りを見回し、こちらを見る彼を見つめ返して一言、
「悪かったな。レベルが違いすぎた」
数ヵ月後の私は語る、あの時は調子に乗っていた、と。
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桜 - 梅雨ちゃんは蛙吹です！ (2018年12月5日 21時) (
レス) id: 99fd013ac7 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - ルーチェさん» ありがとうございます！！私もその二人大好きです…＼(^o^)／元気百倍、頑張ります！ (2018年9月15日 14時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
ルーチェ - 続きが気になって仕方ないです！轟ちゃんとかっちゃんの絡みが好きすぎてにやけます(^q^)←更新頑張ってください！応援してます！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2018年9月13日 22時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
とまと。 - こ、こんなにも評価が一回しか押せないことを恨んだことはない！更新される度に評価ボタン押してます笑 体育祭めっちゃ楽しみです！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: 9caa233366 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！正直最初の轟って誰とも絡んで無さすぎて困ってます( ；∀；)主人公ェ…。 (2018年9月4日 16時) (レス) id: f118146944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェラ | 作成日時：2018年8月31日 22時
