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第7話 ページ9

ショッピングモールの出口でさとちゃんは急に立ち止まった。

『さとちゃん?』

さ「手、繋いでもいい?」

いきなりのことに驚く。

『なんで?』

さ「プレゼントを教えてくれなかったんだからそれくらいはいいだろ」

少し顔を赤らめながらそう言うさとちゃんに不覚にもドキッとしてしまった。
その隙にさとちゃんが手をつかんでくる。

『なっ…』

さ「帰ろ」

そう言って、無言で歩き出す。
私は手を引かれながら着いていった。

病院への帰り道、私達は無言で歩いていく。

さ「なあ」

病院へあと少しで着く、と言うところでさとちゃんが口を開いた。

『なに?』

さ「みなってさ、ころんのこと好きなの?」

『………好き、だよ』

顔が赤くなるのがわかる。

さ「いつから?」

『ころちゃんが事故に遭う前から』

そう言うとさとちゃんは急に立ち止まって私の方へ振り向いた。

さ「俺じゃだめか?」

『…え?』

さとちゃんが突然言い出したことに少し戸惑う。

さ「だから、好きになる相手…ころんじゃなくて俺じゃダメなのか?」

『私、もう少しで死んじゃうんだよ?』

声が震える。

さ「俺、絶対みなのこと幸せにする。もっと生きたいって思わせる。だからっ……」

『……私はころちゃんが好きだよ』

ありのままの気持ちを言った。

さ「…冗談だよ」

そう言ってさとちゃんは少し寂しそうに笑った。

さ「病院に帰ろ」

さとちゃんはゆっくり歩き出す。

離れてしまった手に少し寂しさを感じつつ、私もその後を追った。

ーーーーーーーーーー
意味不明なうえに終わらせ方、前と似てますね…

ちゃんと、ころんくんも出てくるので心配なく‼

お気に入り登録、評価、ありがとうございます…
嬉しいの極みです!

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設定タグ:すとぷり , ころん , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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rinuaimi(プロフ) - 初めまして。すごくいいお話でした!涙がかれて頬がかぴかぴになりました!たくさんの小説を読んできましたがここまで泣いたのははじめてです!これからもたくさん読み直してたくさん泣きたいと思います!((?  これからもう頑張ってください!応援しています! (2022年4月24日 0時) (レス) id: d7637fcd3d (このIDを非表示/違反報告)
千景(プロフ) - panndaさん» ありがとうございます…!まさか、泣いてくださるなんて…勿体ないお言葉です…更新頑張らせて頂きます! (2019年12月11日 19時) (レス) id: 0f5cbdbd1f (このIDを非表示/違反報告)
pannda - あの、、、、あの、、、、只今号泣中でございます(´;ω;`)ウッ…作者さん神ですよ、、、、これからも応援してます!!違う作品も更新がんばです!!! (2019年12月11日 16時) (レス) id: 92d4070df6 (このIDを非表示/違反報告)
千景(プロフ) - 恋花レンカさん» え、そうなんですか!?凄いですね…嬉しいお言葉ありがとうございます! (2019年12月7日 15時) (レス) id: 0f5cbdbd1f (このIDを非表示/違反報告)
恋花レンカ - 主人公が倒れた6/19...私の誕生日だ☆なんという奇跡!すごく感動しました。涙が止まりませんでした。これからも応援してます! (2019年12月2日 18時) (レス) id: 8916eccc14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千景 | 作成日時:2019年6月8日 17時

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