第26話~ころんside~ ページ28
『小さい頃からころちゃんのこと…』
みながそう言いかけた時に僕は大声で叫んだ。
こ「僕、トイレ行ってくる!!」
そう言って慌ててトイレに向かう。
別に本当にトイレに行きたかった訳では無い。あの状況が恥ずかしかっただけだ。
だってあんなの…告白みたいじゃないか。
こ「…////」
さっきの状況を思い出して、また1人で赤面する。
準備を整えて、もう一度深呼吸をする。
意気込んでみなの元へ向かったのだが…
さとみくんがみなと話しているのが見えた。
こ「さとみくん…?」
2人は何をしているのだろう。
声を掛けようと思った矢先、とんでもない言葉が聞こえてきた。
さ「俺、ずっと前からみなのこと好きだった」
「『え?』」
驚きの声が漏れた。
『ころちゃん!?』
みなの声で我に返る。
それ瞬間、僕は走り出した。
みなの答えを聞きたくなかった。
みなはさとみくんのこと、どういう風に思ってるの?僕への態度の意味は?
弱り目に祟り目とはこういうことなのかもしれない。考えたくないことまで余計に考えてしまう。
もしもみながさとみくんのことを好きだったら…
頭を振ってその可能性をかき消す。
でも一度思いついたことはなかなか消えない。
みなのこと、幼なじみ達のことがわからない。
こ「わかんないよ…」
僕は夢中で家へと走っていった。
その日の夜のことだった。
なーくんから1本の電話がかかってきたのは。
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rinuaimi(プロフ) - 初めまして。すごくいいお話でした!涙がかれて頬がかぴかぴになりました!たくさんの小説を読んできましたがここまで泣いたのははじめてです!これからもたくさん読み直してたくさん泣きたいと思います!((? これからもう頑張ってください!応援しています! (2022年4月24日 0時) (レス) id: d7637fcd3d (このIDを非表示/違反報告)
千景(プロフ) - panndaさん» ありがとうございます…!まさか、泣いてくださるなんて…勿体ないお言葉です…更新頑張らせて頂きます! (2019年12月11日 19時) (レス) id: 0f5cbdbd1f (このIDを非表示/違反報告)
pannda - あの、、、、あの、、、、只今号泣中でございます(´;ω;`)ウッ…作者さん神ですよ、、、、これからも応援してます!!違う作品も更新がんばです!!! (2019年12月11日 16時) (レス) id: 92d4070df6 (このIDを非表示/違反報告)
千景(プロフ) - 恋花レンカさん» え、そうなんですか!?凄いですね…嬉しいお言葉ありがとうございます! (2019年12月7日 15時) (レス) id: 0f5cbdbd1f (このIDを非表示/違反報告)
恋花レンカ - 主人公が倒れた6/19...私の誕生日だ☆なんという奇跡!すごく感動しました。涙が止まりませんでした。これからも応援してます! (2019年12月2日 18時) (レス) id: 8916eccc14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千景 | 作成日時:2019年6月8日 17時