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「圭人！」
バン！と大きな音がして、それ以上に大きな声がＬＤＫに響いた。
勢いよく開けられた反動でガラスが揺れている音がしているけど・・・大丈夫かな？
割れていないかすごく心配。
「あれ？圭人？」
そんなことを思いつつ、俺は息を潜めて裕翔がきょろきょろしているのを見ている。
俺だけじゃなく、他のみんなもだけど。
「おかえり、裕翔」
えー圭人？みんなどこ？
首を傾げて現状を理解できていない裕翔の前に姿を現したのは、薮くん。
２階から階段で下りてきて、そのまま裕翔の前に立った。
「薮くん。ね、圭人知らない？」
さっきから裕翔は俺の名前ばかり呼んでいる。
そんなに俺のこと捜す必要がある？と思うくらいに。
ＬＤＫの中を見渡している割に、家具の配置が換わっていることや飾り付けがされていることにも気付いていないみたいだし。
「圭人？知ってるけど―――」
薮くんの言葉に、目を輝かせた裕翔。
どこ、って聞こうとしたんだろうけど、その前に。
「それより裕翔、お前は先にお説教だ！」
「えぇっ！？」
その宣言から始まった、お説教。
いつまで続くのかな、と思わせられるくらい懇々と薮くんは裕翔になにかを言い聞かせている。
なにか、っていう表現しかできないのは・・・俺のところまでちゃんと聞こえていないから。
微かに聞こえてくる部分だけでは、あまり内容を理解できなくて。
「ねえ、あれ、いつ止めるの？」
「ん？あと５分くらいかな」
キッチンの影に隠れている俺の傍には、光くんと伊野ちゃん。
あとのメンバーは２階に居て、吹き抜けのところから下を覗き込んでいる。
いつまで続くのか、と思っていたお説教だけど。
伊野ちゃんが聞いて、光くんが時計を見ると―――暫くしてから、２階に向かってなにか合図を出した。
それを受け取った雄也が、階段を下りてきて。
「はいはい、薮くんそろそろストップ。裕翔も今回は仕方がない、って思ってあげられるけど・・・そんなことしてると、嫌われるぞ？」
意外と薮くんより怖そうな雄也のひと言。
それに裕翔が息を呑んだのが分かったけど。
す、と上げられる薮くんの手。
それを見た、俺たちは―――――
「裕翔、遅くなったけど・・・誕生日おめでとう！」
言って、一斉にクラッカーを鳴らした。
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晶(プロフ) - naoさん» リクエストありがとうございますｖスペース上の関係でＢＥＳＴ全員は出せないかもしれませんが、それでも良ければ＾＾お待ち下さい (2019年11月19日 20時) (
レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - ＊ 白 雪さん» そう言っていただけるのほんとうにうれしいです♪有り難くもリクエストして下さるかたもいらっしゃいますので、いま暫くは続けられればと思います！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - わらわそうさん» ありがとうございます！！襲われるいのちゃん・・・あまり臨場感出せないかもですが頑張ってみますね♪数名友情出演あるかと思います〜お待ち下さいませ (2019年11月19日 20時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 圭人君が熱を出してBESTと裕翔君に看病してもらう話が見たいです！BESTの誰かの視点で書いてくれると嬉しいです！よろしくお願いします！！ (2019年11月19日 16時) (レス) id: 2b8a51060a (このIDを非表示/違反報告)
＊ 白 雪(プロフ) - このお話とても好きなので続けてほしいです！ (2019年11月19日 15時) (レス) id: 2527cc3178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晶
| 作成日時：2019年11月11日 1時
