time sharing house～日常茶飯事～ (ページ33)

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　よくもまあ、ここまで集中できたものだと自分で自分に感心した。

　あれから俺と圭人はただひたすら、課題と向き合って。
初めに休憩したのはお昼だよ、って呼ばれたとき。
お昼を食べて暫くは、頭を休めていたけれど。

　それ以降は特に休憩らしい休憩もしなかった。
それも俺たちの集中を崩さないよう、周りのみんなが細心の注意を払って動いてくれていたから。

　飲み物とかは気が付いたら足されていて。
少し課題から気が逸れそうになったタイミングで、誰かがいのちゃんや薮くんに質問している声が聞こえる。
自分以外――特に圭人が頑張っているのを知ると、ちょっとした対抗心みたいなものが生まれて。

　ここで気を抜いてはいけない、ってさらに課題へと取り組んだんだ。

　結果。
夕飯だと光くんから声が掛かったときには、当初予定していたよりも随分と課題は進んでいて。
こんなにできたなら明日からは少しくらい休んでも？なんて考えてしまうくらいだけど。

　そんなことをすれば、提出日目前に泣きを見ることになるの容易に想像できてしまうから。

　「あ～・・・肩凝った」

　「あれだけ集中してればね」

　夕飯を終えれば、大人組からのストップで課題はしないこととなった。
歳の若いほうから順番にお風呂を済ませていく。

　俺はそれを待ちながら、凝ってしまった肩をぐるぐる回していた。
普段動いているほうが多いから、こんなにバキバキになることなくて。首筋とかも痛いくらい。