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ぽかぽか日差しを背に浴びながら、さっきまで日を浴びていつもよりあたたかい背に抱き付いた。
肩に頬を寄せると全身あったかくて、そのまま眠ってしまえそうなくらいに心地良い。
「いのちゃん？」
言外にどうしたの？という問いを含ませて呼ばれた。
なんでもないよ、と言う代わりにぐりぐり額を肩に擦り付ける。
痛いよ、って笑う光の声と振動が伝わってきて。
しあわせだなぁ・・・なんてね。
でもって、好きだなって何度だって思う。
「なに作ってるの？」
いまはお昼を食べ終えたところで、夕飯の準備をするにも時間が早すぎる。
片付けを終えてもリビングに戻ってくる様子がなかったから、こうして見に来てみると。
「・・・パイ生地？」
「お。正解」
手元を覗き込めば薄く引き伸ばされた生地にフォークを使って穴を開けていっている。
もしかしなくても、今日のおやつなのかな。
確かにいまから準備すれば、ちょうどいい時間帯に出来上がるとは思う。
でもせっかく他のみんなが出掛けていて、いまハウスにはふたりきりなのに。
お菓子作りよりも俺に構ってほしい、なんてのはただの我儘だよね。
「そんなに時間の掛かるものじゃないから。いのちゃんも手伝ってくれる？」
つまり俺が手伝って早く終われば、あとの時間は構ってもらえるってことだよね。
そんなご褒美ちらつかせられたらやるしかないでしょ。
でも離れ難いのも本音。
「いのちゃん」
「なぁに？」
「回ってきてくれる？」
前においで、って言われて腕は纏わり付かせたまま光の正面へ。
なんで呼ばれたのか分からないまま、そっと上目で見上げれば。
目が合った光は目を細めて笑うと、ふわり落ちてきたキス。
急すぎるそれに目を見開いたまま固まった俺を見て、小さく声を出して笑った光は。
今度は目尻にやわらかなぬくもりをひとつ。
「ひ、ひか―――っ」
言葉が出なくて口をぱくぱく動かすしかできない俺とは違って、光はなんて余裕そう。
楽しそうな笑みを浮かべたまま、俺の腰に回った腕に少しだけ力が籠められる。
「―――――、・・・ね？」
耳元で囁かれた言葉に上がった体温を自覚しつつ、ぎこちなく頷けば。
光の腕が完全に離れてしまう前に一度きつく抱き付いて、身を翻すと隣に並んだ。
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晶(プロフ) - 麻李有さん» いつもながらありがとうございます。楽しんでいただけたなら良かったです。再度のリクエストに関してはご相談しつつ受けるかどうか決めさせていただきたいと思いますのでご了承下さいm(__)m (4月22日 21時) (
レス) id: 8d76f9f2b3 (このIDを非表示/違反報告)
麻李有(プロフ) - ご無沙汰しております。リクエスト書いて頂きありがとうございました！めちゃくちゃ良かったです、どタイプです！やっぱり主様の書かれるtkar大好きです！複数回で申し訳ないですが、またリクエストさせて頂いてもよろしいですか？ (4月21日 23時) (レス) @page35 id: 6cf1168dd8 (このIDを非表示/違反報告)
麻李有(プロフ) - 晶さん» いつまででも待ちます！よろしくお願いします(*^^*) (12月26日 21時) (レス) id: 6cf1168dd8 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - 麻李有さん» 遅くなりまして…そんなにツボっていただけてるならうれしい限りです(*´∀｀)いまのとこぱっと構想浮かばないので、少し考えさせて下さい。視点もこちらで決めさせていただきますね！お待ちいただければと思いますm(__)m (12月26日 12時) (レス) id: 8d76f9f2b3 (このIDを非表示/違反報告)
麻李有(プロフ) - 晶さん» ありがとうございます(T^T)視点はお任せしたいです！本当に主様の書くtkarさんが好きすぎてツボなんです！お付き合いのきっかけになったお話と、デートしてるところ、お付き合いするまでのarさん自覚してない頃とかも全部がツボです！ (12月24日 20時) (レス) id: 6cf1168dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晶
| 作成日時：2023年9月9日 2時
