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「ふぅん・・・？じゃあまだ�睫擇呂阿世阿生世辰討襪錣韻澄�
狭いアパートの中、ベッドに腰掛ける俺に膝立ちで跨ったいのちゃんは。
情けない奴、と毒を吐きながら俺の首に腕を回して圧し掛かってくる。
そのまま噛み付かれるように重なったくちびるを受け入れ、滑り込んできた舌とあたたかな口内を堪能する。
なかなか荒っぽいし、帰ってきたときから纏っている不機嫌そうな空気はそのまま。
でも怒ってるわけじゃないんだよね。
どっちかっていうと―――
「ひかるはやさしいから放っておけないのかもだけど。俺との時間まで盗られるのは気に入らない」
やっぱり、やきもちみたいだね。
「うん、ごめんね？」
学校ではひかるのこと譲ってやってるんだから、放課後くらいすぐ返せよ。
口が悪いよ、いのちゃん。
普段から雄也に対して結構辛口ではあるものの・・・今日は一段と酷い気がする。
俺、待たせた以外にもなにかしたかな。
「距離が！近いんだよっ」
原因は分からないけどいのちゃんを怒らせておくのは本意ではないから、素直に聞いてみると。
たれ気味の大きな目をカッと見開いて、忌々し気に吐き捨てられた。
ん？距離？
「周りに聞かれたくなくてこそこそ話してるのは分かる。けど俺のほうから見たらキスしてるのかと思うくらい顔が近かったの！女子もそれ見てきゃーきゃー騒いでた」
あのふたり付き合ってるのかな？なんて冗談じゃない。
学校ではあまり接触ないけど、ひかるは俺の。
「これからはちゃんと気を付けるから」
いのちゃんも雄也の想い人となかなか距離近いけど、俺はあまり気にならない。
ふたりが大親友で、そこに恋愛が混ざることないってちゃんと分かっているから。
俺と雄也も当然そうなんだけど―――
そこはね、恋人が嫌がるなら配慮するべきことだ。
「ん・・・」
じゃあ存分に構い倒せ、とばかりにキスを強請るいのちゃんに応えながら。
学校内で触れ合えない時間を取り返すため、ゆっくりベッドへ押し倒した。
誰情報、とは言わないけど。
雄也を焚き付けるためにも、ちょっと厳しめの助言をしてやろう。
想い人の大親友から得た情報なんだから、信ぴょう性絶大でしょ。
気になる人はいるみたいだよ？なんてさ。
人選ミス ＃適役は他に 当たって砕けるのもアリじゃない？
fin.
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作者名：晶
| 作成日時：2022年9月5日 21時
