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四人で朝ごはんを食べている間に、山田と知念には忘れ物がないかハウスの中を見て回ってもらった。
特に洗面所とか、お風呂場には私物がいっぱいあったからね。
昨夜のうちに撤去したつもりでも、見落としがあるかもしれないって。
で、食べ終わると。
みんなそれぞれ使っていた部屋をチェック。
終われば、いまは空いているけど裕翔や圭人が使っていた部屋も見てもらって。
その間に俺は、キッチンで洗い物。
使った食器をすべて洗い、水分を拭き取って。
初めからここにあったものは食器棚へしまうけど。
俺が用意して、みんなが使ってくれていたマグカップは―――割れないよう包んで小さな箱へ。
キッチン周りの片付けを終えると、俺は私室をチェック。
このハウスへ一番私物を置いていたのは俺だから、入念に確認する。
動かした家具とかはないけど。
初めてここへ足を踏み入れたときは、どんな感じだったかな。
思い出しながら、なるべく元のように直して。
「ひかる？」
「忘れ物、大丈夫そうだった？」
「うん。ちゃんと見てきたよ」
「よし、なら掃除しよっか」
声を掛けに来てくれたいのちゃんの背を、出るよう促して。
俺もスポーツバッグを持つと、ＬＤＫへ。
玄関ホールとＬＤＫを仕切るガラスドアのところへ、バッグを置く。
さっきマグカップを入れた箱、あとバッグが５つ。
これは、みんなが最後に持ち出す荷物。
いま、９時を回ったところ。
これからひと通り、ハウスの中を掃除すれば。
出るのにちょうどいい時間になるはず。
「じゃあ、まずは・・・」
「２階から、だよね？」
「掃除の鉄則！」
行こう、って山田と知念が先立って動き出し。
そのあとを大ちゃんといのちゃんが追い掛けていく。
指示を出すまでもなく、承知とばかりに行動してくれるから。
なんでかな、笑みが浮かんで。
「もうみんな、ばっちりだね」
「ほんとに。俺、なにも言ってないのに」
「それは日頃から光くんの教育が身に付いてたってことだよ」
俺たちも行きますか、と笑った雄也とふたり螺旋階段へ。
上がれば、すべてのドアというドアが開け放たれ。
あちこちからみんなの声が聞こえる。
掃除してるっていうより、遊んでる感じだけど。
これは絶対しないといけない義務じゃなくて、ハウスへお世話になりましたってお礼。
言わば、俺たちの自己満足。
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晶(プロフ) - Ninaさん» ありゃ・・・でも読むタイミングは人それぞれですので！（私は完結してから読む派です）続くかどうかは別として、ちゃんと次を想像できるような終わり方にしました（彼らの生活自体は続きますからね）こちらこそ長らくお付き合い頂きありがとうございました( *´艸｀) (2021年4月9日 19時) (
レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
Nina(プロフ) - 読んだら終わっちゃう…と最終話を読み始めるのを躊躇していたのですが。お話として読めるかは別としても（読めたら幸せです！）皆の新しい生活が始まるんだなぁ、とワクワクする様なエンドマークで嬉しかったです。長い間幸せなお話をありがとうございました！ (2021年4月9日 11時) (レス) id: 63f8fe0bef (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - わらわそうさん» ありがとうございます( *´艸｀)やっとくっ付きましたよ(笑)でもくっ付くなら最後に、と思っていたので皆様はやきもきされたかもですが兼ねがね予定通りでした…ずっと見守って頂いてありがとうございました！いまはやり切った感でいっぱいです (2021年4月1日 20時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - しずかさん» 最後までお付き合いいただいてありがとうございました。淋しく思っていただけるのは書き手として有り難い限りです。これからものんびりのほほんとした日常を送っているかと思います。またお会いできる機会がありましたら、そのときは('◇')ゞ (2021年4月1日 20時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
わらわそう(プロフ) - 更新ありがとうございます＆完結おめでとうございます！やっとhkinがくっついて...初期からずっと追ってたので本当に嬉しいです！長い間、本当にお疲れ様でした！ (2021年4月1日 6時) (レス) id: 8ec50a30ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晶
| 作成日時：2021年2月3日 0時
