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「いのちゃん！」
薮に背を押され、ＬＤＫへ足を踏み入れると。
ソファーに座ってスマホを睨み付けていた光が、立ち上がって近寄ってきた。
「いのちゃん、無事でよかった。心配したんだよ・・・・・・いのちゃん？」
遅くなるなら、どうして連絡くれなかったの？
もうひとりで平気になったのかもしれないけど、連絡だけは入れてほしい。
何時になる、とか細かく正確になんて言わないから。
怒っているのかもしれない。
困っているのかもしれない。
すごく複雑な表情で、俺に手を伸ばしてくる光。
いままでなら―――今朝までなら、その手に撫でられていた俺だけど。
「伊野尾？どうした？」
いまは、その手に触れられたくなくて。
逃げるように、薮の背後へと隠れた。
「いのちゃん？なにか―――」
「触らないで！」
なにかあったの、と一度は止めていた手を再度伸ばしてきた光。
いやだいやだいやだ。
絶対に、嫌だ。
あんな―――俺以外に、ハウスのみんな以外にも差し伸べられるそれ。
俺たちよりも慈しむべき人に、伸ばされていた手。
俺を、去年の夏以降ずっと守ってくれていた光の手が。
俺だけに向けられるものではない、って分かっていたけど。
それでもどこかで、俺だけなんじゃないかって思っていたのに。
現実を突き付けられたいま、俺にはやさしいと感じられるものではなくなってしまった。
だから、思わず力いっぱい拒絶して。
叫んだ俺に、拒まれた当人の光だけではなく・・・
薮や、静かに俺たちを見守っていた大ちゃんや�睫擇泙廼辰い燭蕕靴�った。
「伊野尾？光だぞ？」
あの夏のことを思い出して、誰にも触れなくなったとしても。
みんな光だけは例外だと思っているし、実際その通りでもある。
だからこそ薮も、俺に手を伸ばしているのが光なのに拒絶した俺の声を疑った。
「いのちゃん、俺、なにかした？」
なにかした？じゃないよ。
光にとっては、俺たちに言うほどのことじゃないって思っていたのかもしれないけど。
俺にしてみれば、隠されていた時点で裏切られたも同然。
光のことが好きだからこそ。
ちょっとくらい俺のことを想ってくれているのかも、って錯覚するくらいやさしくされてきたからこそ。
許せないことだって、ある。
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晶(プロフ) - りみさん» ご連絡ありがとうございます。ボードも確認しました。お返事お待ち下さいm(__)m (2020年6月4日 21時) (
レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - 晶さん» ご返信ありがとうございます！長くなってしまいそうだったので、ボードへ書き込みさせていただきました。お時間ある時に確認していただけたら幸いです。 (2020年6月3日 21時) (レス) id: 8dd49b38a8 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - りみさん» こんばんは〜はじめまして。読んで頂きありがとうございます♪学生組から見た大人組・・・なんだか新鮮！状況にも依りますが追うとしたらhkかtkになるかと思いますが大丈夫ですか？もしよければ誰の視点か希望教えて頂ければ助かります('◇')ゞ (2020年6月3日 20時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - さくっちちゃんさん» ありがとうございます〜よかった(´▽｀*)最後はそうですよね・・・私も慣れないのでひーひー言いつつ書いてましたｗ是非応援してあげて下さい！このシリーズになってからhkin少ないですが書きたいお話はあるので♪見守って頂ければと思います！ (2020年6月3日 20時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - 水風雪さん» はじめまして。お読み頂きありがとうございます(*'▽')cnとarの女子会ですか！女子会になるだろうか・・・会話がいろいろ脱線しそうｗなんていまから不安でもありますが・・・ゆるりと考えてみますのでお待ち下さい (2020年6月3日 20時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晶
| 作成日時：2020年5月8日 19時
