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「その様子だと相当熱も高いでしょ。楽な格好に着替えて、寝なさい」
ほらいくよ、と光が手を引いても動こうとしない伊野尾。
力なく、首を横に振るだけ。
その肌に触れなくても、熱が高いことは濡れた瞳でよく分かる。
いまだって、立っているのもやっと、というところだろうに。
どうしてそう、頑なに意地を張るのか。
「いのちゃん」
「・・・・・・ゃ」
珍しく、光のいうことを聞かない伊野尾。
いや、もしかしたら・・・光が言うことだから聞かないのかもしれないな。
どうも最近、妙な事考えているみたいだし。
自分が弱いから光に迷惑を掛けている。
早く立ち直って光から離れないといけない。
そんなことを、言うものだから。
なにを急に、って思ったものだが。
俺に相談してくるくらい伊野尾の中では切羽詰まった状況なんだろう。
どうしてそんな考えに至ったのかも、理由は分からないものの。
「いのちゃ―――」
「伊野尾くん、光くんは怒ってないよ？」
あまりに伊野尾が動こうとしないから、光がついにため息を吐いて。
こうなれば抱き上げてでも連れていく、という判断をしそうになったところで。
ずっとふたりを見ていた雄也が、間に割って入った。
まあ、光だから大丈夫だとは思うが。
まだあの夜のことがトラウマとして深く傷になっている伊野尾相手に、力任せな強制移動は恐怖の上塗りにしかならない。
「でもっ」
「怒ってないよ、朝からずっと心配はしていたけどね。調子悪いのにひとりで大学行っちゃうし、向こうで倒れてないか、とかいろいろ」
伊野尾の肩に軽く手を乗せて、やわらかく言い聞かせる雄也。
こういうとき、あの声は有利だよな。
あのトーンで諭されると、聞かないと、っていう気にさせられる。
特に、負い目があるって分かっている場合は。
「さっき薮くんから電話あったとき、ほんと安心してたんだから。帰ってくるって分かって、力抜けて座り込んじゃうくらいには」
「雄也！」
「ほんと・・・？」
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晶(プロフ) - わらわそうさん» とんでもないです。先に違うお話からスタートかもしれませんが・・・��へと続く一歩にはなりますので。そこからのんびり続けていければいいかな、と思います(´▽｀) (2019年12月19日 1時) (
レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - わらわそうさん» なのですよね〜不思議ですよね〜（笑）ってめちゃくちゃ他人事ですけどｗこれからどうなるかは分かりませんので(￣▽￣) (2019年12月19日 1時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
わらわそう(プロフ) - 晶さん» こんな雑なリクエストを受けてくださりありがとうございます！！！出来上がるの、楽しみにしております！！ありがとうございます！！ (2019年12月18日 6時) (レス) id: 1c0b49b53a (このIDを非表示/違反報告)
わらわそう(プロフ) - 晶さん» なんとっ！！？？あんな、あんな恋する乙女のような顔をしていながらですか？！イケメンって罪なんですね...(TT)めっちゃ付き合って欲しい所でした^∇^ (2019年12月18日 6時) (レス) id: 1c0b49b53a (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - まみむめももさんさん» はじめまして〜やっぱりじれったいですか？くっつけてあげたい気持ちはあるのですけど、当然問題は光くんでしてｗというより大人組全員が家族愛強すぎてどう脱出させようか、という感じですね〜気にして下さる方も多いので真剣にこれからを考えていきますね！ (2019年12月18日 1時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晶
| 作成日時：2019年12月10日 22時
