犬系男子のような犬 ページ10
もう1つの楽しみと言えば最近よくくる男の子。
真ちゃんのことを物凄く慕っていて、私にもよくしてくれる。
「なぁAジュース買ってくるけど何がいい??」
尖った見た目とは大違いの優しい内面!!
「いぬぴーなら私も一緒に行くよ
今からワカとかも来るらしいからその分も買いたいし」
私は着ていた作業服を脱いで短パンにtシャツにサンダルになる
セミの声がうるさく、コンクリートは鉄板のみたいに太陽の熱を
吸収している
「あちぃー、、」
いぬぴーが背中を曲げてだるそうに歩いてるのをみて散歩中に舌を出して歩かされている犬と重なり笑ってしまう。
「...Aが俺で笑うのって珍しいよな」
目を見開き驚いている彼は心の底から思っているようす
「えー、普通にいつも笑ってる気がするけど」
「...それは真一郎くんに対してだから」
「えっ」戸惑いが隠せずにいる私にいぬぴーは続ける
「Aは真一郎くんの事好きだけど、俺はAが好き
いつも真一郎くんに一生懸命でかわいいAが好きだ
だから俺は振り向かせてみせるよ」
あるはずのないしっぽがぶんぶんと揺れている
男の子から告白されたのは初めてだからこういう時どうすればいいのかが分からない
「あっ、、コンビニついたからさっと買っちゃおっ、」
彼の顔なんか見れず小走りで向かって涼しいコンビニに入って
逃げてしまった。
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作者名:macopo | 作成日時:2023年7月29日 1時