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しばらく車が走り続けようやく止まったのはどこかの倉庫らしき場所
「着いたから出て。あと三途といた事周りには言うなよ」
「は？！なに言ってんだよにーちゃん！バレたら死ぬぞ」
「黙ってりゃ大丈夫だし今内輪でトラブルでたらムーチョまで
信用失うから黙った方がいいんだよ〜」
黙ってろよと言い私の頭を撫でる蘭さくんはもしかしたらそこまで悪いやつじゃないのかも
倉庫の中に入ると強そうな漢って感じの人たちが一気に私たちに視線を向けた
「遅かったな灰谷」 顔に大きな傷がある人がそう呟く
「車混んでたからね〜」蘭さんがすかした声で返す
「でそいつがA？イザナがここまでする程の価値あんのかぁー？」
私に顔を一気に近づけた顔にタトゥーががっつり入ってるおとこが言う
「獅音センパイ怖がらせないで」竜胆くんが獅音？くんの肩をぽんぽんと叩く
「てか〜大事なイザナはいないのー？」
「イザナはAさんと2人で話したいから倉庫ついたらイザナのアパートに向かってこいって言ってたぞ」
「確鶴〜そういう事は事前にいってよ」
灰谷は暇さえあればセクハラするから俺が送ってやると獅音さんが言ってきた
「あの…ふつうに私家帰りたいんですけど、。」
「すまないがしばらく辛抱してくれ」確鶴さんが言った
「いや私これでもバイク屋経営だし他の人に迷惑かかります。
貴方たちの変ななんかに巻き込まないで」
はぁほんとなんなの
いざなに会おうと思ってたけど行くのとこうやって連れてかれるのでは訳が違うし誰だって帰りたくなるでしょ
髪はボサボサ顔も洗ってない挙句の果てに寝巻き！！
はるちよが大丈夫かもわからないし
「……Aチャンがたいしょーと直接交渉すればたいしょーきいてくれんじゃなーい？」蘭くんが沈黙を破るように言った
「……ならさっさと連れて行って。それで帰るから」
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作者名：macopo | 作成日時：2023年7月29日 1時
