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急展開 ページ5
「なんなんですか、、。もう私には帰る家もおかぁさんも何もないのになんだよそれ。
私はもぅっどうにでもなれってやっと思えたっのに!」
スカートをぎゅとつかみ涙が落ちるのがわかる。
「...俺のみせ、すぐそこだからついて来い」
手を引っ張ってそいつは言う。
お店はバイク屋だったらしい。
暗いお店の階段をあがると2階は普通の家だった。
ソファに座ってコーラの瓶を渡しながら煙草に火をつけてそいつは言った。
「おれしんいちろー。名前なに?」
「A」
「ふーんAかぁ。
かわいー名前してんじゃん。」
私に向かってくしゃっと笑うしんいちろー。
「、、、あほづら、、」
馬鹿そうな、能天気そうなしんいちろーの笑顔に私の心は何故か暖かくなった気がした。
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作者名:macopo | 作成日時:2023年7月29日 1時