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「はい。これ作業着!」
「…これ真一郎くんがきてたやつ?」
作業着の大きさてきにそう思ったのかいぬぴーは尋ねてきた
「あーうんそうだよ」
人と真ちゃんの話をすることはあまり好きじゃない
何年経ってもきっと話題になっても思い出としては語れないから
「A…おれの知り合いと寝ただろ、、」
動かしてた手を反射で止めてしまった
「ふたりがホテル入ったとこみた奴らいて
A真一郎くんの弟とかと仲良いし東卍とも関わりあるから
黒龍の間でも話題になったんだよ」
「…誰のことか分からないし覚えてないけどそうだったのかもね。まぁどうでもいいことだしいぬぴーにはかんけーないよ」
「っAさぁ、、真一郎くんの事あんなに大好きだったのに
なんでそんな女になっちまったんだよっ」
「……いぬぴーにさぁなにがわかんの」
声を荒らげてるいぬぴーに反して私は弱気な声で反論した
「わかるよ。…ずっとおれはAと一緒で誰かを好きでいるから。
好きな女が適当な輩と寝てんのなんて、黙ってられっかよ…」
下唇をぐっと噛みこられえる姿はほんとに美少年でこんな人に
好きになってもらえてんのに私はなに1つときめかなくなって
しまって心が荒んでしまったなと改めて実感しちゃって
「…私はこうする事でしかまともに暮らせないから
私が見つけた生きる術を邪魔しないで。いぬぴー」
いぬぴーから映った私の眼は凄く冷たかっただろう
だけどこうするしかなかった
もし私が他の男で寂しさを埋められなくなったら
また真ちゃんの事ばっか考えて
悲しくなっての繰り返しだから
行為の間は全てを忘れられるから
「…わかった。Aの邪魔しない。けどおれが、、ちょくちょく
こうやって仕事手伝いにきてもいいか?」
まさかの返答に目を見開いたのはいぬぴーにバレただろうか
「………うん!!いぬぴーありがとう」
この日私は身近な人の優しいと懐の広さを改めて感じられた
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作者名:macopo | 作成日時:2023年7月29日 1時