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私たちは中学3年生になった
15歳
もし真ちゃんが生きていたらあと1年で結婚なんて毎日浮かれていたのだろう
でもマイキーとの出来事をきっかけに私の心は凄く軽く楽に
なった。
東卍のみんなには変わってしまったーなんて言われるけど
マイキーたちの暴走族はどんどん大きくなっていったらしく
エマちゃんは未だにドラケンにアタック中
そして今日もいつもの様にお店のシャッターを開けて1日が
はじまる
「いらっしゃいませー」
今日は珍しく朝早くからのお客さんらしい
顔を上げると見覚えのある人物
「…A…久しぶり。ずっと会いにいけなくてごめん」
大きくなったけど美少年はそのままで
「っ!いぬぴー!!!」
風の噂で少年院に入ってしまったとは聞いていたけど
まさか会いに来てくれるなんて思ってもみなかったのだ
「わぁ久しぶりだね。げんきしてた??」
「あぁ。A、、も元気そうで安心したよ」
「うん。私は平気だよ。」
「…そっか。俺今日暇だから店の手伝いさせてよ」
そう言っていぬぴーは昔と変わらない笑顔で微笑んでくれた
イヌピーでも着れる作業着となると真ちゃんが着ていたのだから
真ちゃんの洋服ダンスを開けて作業着を手に持つと真ちゃんの
懐かしい匂いがまだ残っていてまた思い出してしまう
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作者名:macopo | 作成日時:2023年7月29日 1時