別れ ページ3
「おにーさんさぁー困るんだよねこーゆーの。
うちは金貸してあげるけど必ず返してもらわなきゃ困るわけ
臓器売るでも、死ぬまで労働でもなんでもいいからさぁ。
決めらんねぇなら殺して臓器ばらまくだけな訳。」
父の近くで煙草を吸いながら話す男に父は焦って私に指をさす
「こっこいつ、、こいつ面はまぁ良い方だしガキとこいつセットでオークションにでも出してくださいよ、。」
その言葉にうずくまっていた母が急に怒鳴りだす
「は、はっぁ??!なんなのよあんた!!
ねぇお願い。この子は好きにしていいから私はやめて、。」
私を指さし焦った顔で言う母をみて私はプレゼントを落としてしまう。
「おかぁ、さん、。やっやめてよ、、!」
涙で視界が遮られながらも母にしゃがみつく私を離して!と突き飛ばし母は言った。
「あんたなんか、、あんたなんかだいっきらい!!
死んだ方がっ!」
その瞬間母は倒れた。
ガタイのいい男の1人がナイフで首を切ったからだ。
奥の父ももう既に倒れている。
呼吸が粗くなりつつある状況でボスのような人が私に言った。
「おじょーちゃん。親ってモンはえらべねーからさ。
これからの人生こいつらの事なんか忘れて生きろ」
私が落としたプレゼント袋を拾って押し付けてきて
「行きな。」
と言った。
私はがむしゃらに走り続けた。
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作者名:macopo | 作成日時:2023年7月29日 1時