今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:9,857 hit
小|中|大
どうでもいい ページ2
13歳になってもこの環境は変わらなかった。
ただこの頃になるとあまり家には帰らず、学校のセーラー服で夜を徘徊して父とはあまり会わないようにしていた。
でも今日は母の誕生日。 母は好きだった。
男運が悪いし、私を守ることもしてくれなかったけど傷にクリームと絆創膏を貼ってお腹をさすって寝かせてくれる母が大好きだった。
だから、少ないお金で私はリップを初めて買った。
自分には縁がなく、周りの子がメイクをし始め出してるなか
そんな余裕がなかったからした事がなかったけど、母がお化粧をしてる姿は好きだった。
ボロボロで階段が錆れまくっているアパートに久々に顔をだした。
鍵が開けっぱでいつもとは違う違和感を感じる。
「ただいまー、、」
暗い短い廊下を歩きリビングへと顔を出すとガタイのいい男の人たち複数と土下座をしていて怪我をしている父と同じく怪我をしていてうずくまっている母がいた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:macopo | 作成日時:2023年7月29日 1時