#12 ページ13
あなたside
｢A。 もう 別れよう ｣
｢ じゃあな ｣
そう 言って 、私に 背を向けて 歩く 隆弘 。
… 待ってよ 。 ねぇ ！
そう 泣いていた 。 どれだけ 泣いても その背中は
遠くに行くばかりで 止まることを 知らなかった 。
寂しくて 、孤独感しかなくて 、潰れそうだった 。
でも それが 夢だと わかった時 どこかで 安心した。
起きると もう 隆弘の 姿は 、なかったが 甘ったるい
匂いのした 香水の 気配だけは 残っていた 。
あ ｢ 変な匂いまで 一緒に連れて帰ってこないで 。｣
そう 呟いて ベッドから 体を 起こす 。
少し 身震いを して リビングに 向かうと テーブルの
上に 朝食が 置かれていた 。
【 遅くなってごめんね 。作ったから 時間あるなら
食べてってね 。じゃあ いってきます 。】
綺麗に 盛り付けられている 朝食を見て 私は 、
＿＿＿＿＿ 吐き気が した 。
そのまま 食べずに 、 流し台へと 運んだ 。
もう 私の 元に 心がないくせに 、こうして
隙間を埋めるように 優しさを 置いていく彼を
もう 軽蔑さえしていた 。
洗濯籠に いれられた 白い ワイシャツ の 襟元に
ついた 真っ赤な 唇の跡 。
もう 嘘で 出来上がった この愛は 後戻りできない。
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な め こ(プロフ) - ranoさん» rano ちゃん ありがとう(＞＜)暇あればデビュー作も読んでってね（（殴 (2018年11月18日 23時) (
レス) id: 144ad156a7 (このIDを非表示/違反報告)
rano(プロフ) - 好きすぎる、、 (2018年11月18日 23時) (レス) id: 556f95f159 (このIDを非表示/違反報告)
な め こ(プロフ) - ゆなさん» そう言ってもらえて嬉しいです(＞＜)このお話が完結でき次第、次回作の案として考えさせていただきます！！暇な時にまた覗いていただけると嬉しいです。 (2018年11月3日 23時) (レス) id: 144ad156a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 楽しみにしていたお話なので、落ち着いたら、読ませて頂きます。 (2018年11月3日 23時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。続きが気になって仕方がなかったのですが、読ませて頂く前に返事を読ませて頂きました。ハッピーエンドではないのですね。今の私には、辛すぎますので、しばらくおじゃますることができないかもしれません。 (2018年11月3日 23時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な め こ | 作成日時：2018年10月2日 22時
