長女ノ務メ【鬼滅の刃】

5.水の呼吸 ページ9

『はぁ、はぁはぁ…』

「どうした。終わりか？」


膝に手をつき息切れをしてるのに対し全く息切れのひとつもしてない冨岡さん。

一昨日から私は冨岡さんの継子となってこうやって毎朝この屋敷に来て夜遅くまで鍛錬している。

冨岡さんは水の呼吸。

いつもの鍛錬にプラスで水にはいる時間が増えた。

ふやけた指を見ればどれだけ入っていたか一目瞭然だった。


それから私は竹やぶに連れ出された。


「呼吸でこの竹達を切ってみろ。」


ねぇこの人何言ってるの。呼吸。まだ出来たことないんだよ？

水の呼吸なんて一昨日からの鍛錬だよ？

ねぇ。出来ると思ってるの？


「できる。お前なら」

『…全集中…』


私は大きく息を吸い込み酸素を取り入れる。


『水の呼吸…壱の型…水面斬り！』


恐る恐る目を開けると


『！！！』


竹が沢山切れていた。

私って才能…ある？

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大正コソコソ噂話

「実はこの時期は最終選別の2週間前で千尋さんはその四日前までに水の呼吸を会得したそうですよ！俺なんて何年もかかったのに…」


『私、才能がありすぎるのかも！！！！』


「あまり調子に乗るな」


「冨岡さん！？」


「冨岡さん。千尋ちゃんのこといじめたら許しませんよ？」


「しのぶさん！！」

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