好きなことをして何が悪い。【H×H】

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翌日の7時。

私は着物を身につけ狐のお面を顔の斜め上ら辺に付ける。

そして鏡を見て思う。


『着物なんて…ジャポンの服なんて髪が黒いから似合うものなのに…』


その証拠にカルトがとてもいい例だろう。

でもキルアの監視もあるからバレないようにってこともあるし、私が絶対着ない服(ジャポンの服は持ってはいるが避けていた)を選んだ。

今更ぶつぶつ言った所で何も変わりやしないから私はしばらく空ける部屋にお別れを告げ玄関へと向かった。


「あらのえるおはよう。まぁ！やっぱり良く似合うわ！流石！私の娘♡」


そういい朝から元気に抱きつくのはママン。


そもそも、ゾルディック家は血の繋がった者同士の絆は深くその中に他人を入れることはない。

修行を付けてくれていようが住まわせてもらっていようがその中に入れない。私はそう考えていた。

しかし、仕事を初めて2年でたった２年でゾルディック家の養子入り、ゾルディックの名を貰った。

何故なんだろう。

私は謎でしかなかった。


「母さんもう行くから」


イルミお兄ちゃんの一言で私から離れるママン。

ちょっと素直で可愛い


『じゃあ、行ってきます！』


2人で飛行船に乗り込んだ。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____

『ねえイルミお兄ちゃん』

「なに？」

『この服変じゃないかな？』

「なんで？」

『いや、ジャポンの服ってイルミお兄ちゃんとカルトみたいな綺麗な黒髪の人が似合うものじゃん…？私髪もまつ毛も全部白いのに…アルビノだからかなぁ似合わない気がする』

「別に。そんなこと考えたこと無かった。」


そうよな。イルミお兄ちゃんが似合う似合わないとか考えるわけ…ないよな。


「のえるは可愛いし似合わない服なんてないと思うけど。」

『ふーん…！？！？/////』

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