好きなことをして何が悪い。【H×H】

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『…』


私は階段を素早く音もなく走り息切れすることなく最上階まで着いた。

イルミお兄ちゃんの話ではこのドアのすぐ先にエレベーターがある。

そこからは護衛が2人ドアの前で見張ってるらしいからそいつぶっ倒して…まあ、好きにやろう。


静かにドアを開けるとそこには約20人の護衛がいた。


『へ？』


私と相手は固まる。

横に目をやるとエレベーター。真っ直ぐ先にドア。


『イルミお兄ちゃん…はめやがった…。』

「侵入者だ！」


私はひきつる顔を気にしながら肢曲を始める。

複数に見える私を見て子供の女だからって余裕かましてた男達の顔が変化していく。

私はそのまま男達の間を抜けていく。

ドアの前に立った時。その時には男たちは全員肉片と化していた。


『あーあ。呆気ない』


指に付いた赤い液体を舐める。

鉄の味がぶわっと広がるのを感じ私はなんとも言えない感覚に陥った。

ドアを開ければ2人の護衛とターゲットがいた。


(護衛を避けてターゲットのみってのは出来るけどそうしろとは言われてないわけだし)


2人の護衛をさっさと殺り、ターゲットの目の前まで歩く。


死が近づいた時は人はこんな顔をするんだ。

「お願いだから命だけは…！」

命乞いするんだ。

まあ、確かに死んじゃったら人殺せないし嫌なのわかる。


１秒後。


男の首が床に転がった。

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