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沈黙をやぶったのはルシアだった。
ﾙｼｱ『人の過去が見えるようになってきてしまったのは…
能力のせいかもしれないけど、でも見聞色の覚醒が起きてしまったのか…』
ﾐﾎｰｸ「つまり、俺の過去が見えたと…？」
ﾙｼｱ『だけれど、あの時見えたのもほんの1部…
これから先、全て見えるようになってしまうなら…どうすれば良いのか．．．
どうすれば良いのか…分からない！』
ミホークがルシアの不安な表情を見るのは初めての事だった。
いつも周りに目を配ったり、笑顔を見せたりと不安な表情など1度もしていなかったルシア。
ﾙｼｱ『敵に対して攻撃の一環にするならともかく、仲間に対してそれを見たあと…
どんな顔をして話せばいいのかも分からなくなってきた…
もう分からないんです…』
頭を抱えて蹲るルシアは悲痛な叫びのように言葉を吐き出した。
そんなルシアに近づき、肩に手を置くミホーク。
それに顔を上げたルシア。
ﾐﾎｰｸ「一人で抱え込むのはよせ。
其方は頼れるものが多く存在している。
頼れるものを頼ればいいのだ。」
まっすぐと見つめ合う２人。
ﾙｼｱ『…おじ様．．．』
ﾐﾎｰｸ「もう戻るが良い。
赤髪が待っておるのだろう？
さぁ、行け！」
その言葉に頷き、王宮を出てスグに空に飛ぶルシア。
その姿を窓から見えなくなるまで見送ったミホーク。
彼の心中はいかに．．．。
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赤司こりん(プロフ) - 何故名前が変換されてないんですか？ (2017年11月11日 22時) (
レス) id: 58d37ff4e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 名前が変換されてないです (2017年11月1日 23時) (レス) id: f2cf5d02cf (このIDを非表示/違反報告)
★HARUKA★ - 何故か名前が変換されないのです・・・ (2017年10月22日 18時) (レス) id: a8ab07810d (このIDを非表示/違反報告)
manatosi1115(プロフ) - 名前が変換されないです (2017年10月21日 0時) (レス) id: 95dcc27f10 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - 凄くいい作品で惚れました!!!新しいの出るたびに喜びが半端ないです！これからも頑張って下さい!!! (2017年10月20日 15時) (レス) id: c29707558d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬良 | 作成日時：2017年10月9日 12時
